製造現場におけるタブレット活用
著者:江原 洸(えばら こう)入社以来、生産管理システムの導入支援を行い、現在は生産管理システムやIoT関連製品の営業に従事しております。
お客様個々に合わせたIT利活用をご提案し、あるべき姿へ導くお手伝いをさせていただいております。
こんにちは。ITコーディネータの江原 洸です。
今回は「製造現場におけるタブレット活用」をテーマにお話しさせていただきます。
1.タブレット導入の障壁
製造現場のデジタル化へ向けて、一度はタブレットの導入を検討したが、何らかの障壁があり、導入へ踏み込めないことがあったという方もいらっしゃるかと思います。
よくある導入障壁を、下記に挙げてみました。
・作業員は手が汚れるため、極力何も触りたくない
・現場環境がよくないため、すぐに故障しそう
・ベテラン作業員が賛同してくれない
・費用対効果が見えない
これらの障壁を突破することは、本当に難しいことでしょうか。
現場にパソコンやバーコード読取端末を導入するより、遥かにハードルが低いと私は考えます。
その理由をお話しいたします。
2.製造現場にはパソコンよりタブレットが向いている理由
・マウスやキーボードなど、周辺機器の必要がない
作業スペースは限られています。その中でパソコンを設置となると、パソコンより一回り大きい置き場を準備しなければなりません。しかし、タブレットの場合は周辺機器が必要なく、立て掛けたりショルダーベルトをつけて持ち運ぶことも可能です。
・機器の隙間が少ない
パソコンに比べて、機器の周りの隙間が少ないため、油煙や粉塵の影響を受けにくいです。また、防水・防塵ケースも比較的安価に販売されているため、故障リスクを抑えることができます。
・パソコンが苦手な人でもスマホに似た操作が可能
パソコンが苦手な方も、タブレットであればパソコンのキーボード、マウス操作に比べて直感的な操作が可能です。スマホを使い慣れている方は、似たような操作でタブレットを扱うことができます。
このように、製造現場のデジタル化へ向けて、タブレットは比較的導入しやすいと考えます。
では、実際にタブレットを導入することで、どういったことが実現できるのでしょうか。
3.タブレット活用アイデア
・不良発生時、すぐに現物を撮影して保存
・図面デジタル化
・検査情報の入力
・現場全体の進捗状況や材料の入荷状況の把握
・作業日報のデジタル化
※一部は生産管理システムの導入により実現可能なものです
このようにタブレットを導入することで、「ペーパーレス化」や「現場全体の見える化」に繋げることができます。
弊社では多くのユーザー様にタブレット導入による活用実績がございます。
現場のデジタル化へ向けてお悩みの際は、是非一度ご相談ください。