【ものづくりDX CAMP|ウォーミングアップ】成果につながるDX推進の4つのフェーズとは?

【ものづくりDX CAMP|ウォーミングアップ】成果につながるDX推進の4つのフェーズとは?

この夏休み特集『ものづくりDX CAMP』では、“真のDX”とは何か?を一緒に考えていけるように企画しました!

ポイントは、DXを「段階的なフェーズ」で整理して考えること
いきなり理想を目指すのではなく、「今、自分たちはどの段階にいるのか?」「次にやるべきことは何か?」を把握し、無理なく、確実に前に進める構成になっています。

なぜ今?改めて「DX」を考えるのか

今のやり方を変えなくてもやっていけている。そんな考えの企業様も多いのではないでしょうか?
しかし、日々、ものづくりの現場を取り巻く環境は大きく変わりつつある中で…

・慢性的な人手不足
・技術伝承の難しさ
・材料費やエネルギーコストの上昇
・納期短縮・多品種少量生産への対応

これらの課題は、従来のやり方だけでは解決が難しくなってきました。

そして社会全体がデジタルにシフトする中、取引先や顧客も、より柔軟でスピーディな対応を求めるようになっています。
つまり、「DX」は一部の企業だけの話ではなく、これからも事業を続けていくために、誰もが向き合うべきテーマとなってきているのです。

DXって結局、何をすること?

ここで、改めて考えたいのが「DXの本当の意味」です。

多くの方は、「DX=デジタル化」「DX=業務効率化」といったイメージを持たれているかもしれません。もちろんそれも間違いではありません。ですが、それはあくまでも“DXの入口”にすぎません。
真のDXとは、単に便利なツールを導入することではなく、「自社の価値や強みを活かしながら、ビジネスの在り方そのものを再構築すること」です。

たとえば、
・お客様とのやり取りを見直して、新たなサービスを生み出す
・データを活用して、ムダをなくし、より柔軟な生産体制をつくる
・技術やノウハウをデジタルで蓄積し、次世代へ引き継げる体制にする
こうした変化を積み重ねることで、会社の未来に持続可能な力を育てていくこと――それこそが、DXの本質なのです。

「ものづくりDX CAMP」が目指すもの

「デジタルをどう導入するか」だけがDXではありません。では「DX」とは何なのか?
本当に大切なのは、「これからの製造業にとって、何が価値になるのか?」を見つめ直すこと…

この特集『ものづくりDX CAMP』は、ツールやノウハウを紹介するだけの連載ではありません。
中小製造業の皆さんが、自分たちの強みや課題と向き合いながら、“変わる意味”を考える場となることを目指しています。

【 全体構成】DXを成功に導く4つのフェーズ

✓  DAY1:DX簡易診断(チェックリスト)
 まずは自社の現在地を知ることから。自分たちの「今」を客観的に見つめ直します

✓  DAY2:フェーズ1「DXの準備〜ビジョン策定と課題の明確化〜」
 なぜDXに取り組むのか?目指す方向と優先課題をはっきりさせます

✓  DAY3:フェーズ2「デジタイゼーション〜アナログからの脱却〜」
 紙や手書きでの管理をやめ、情報をデジタルで扱えるように整備します

✓  DAY4:フェーズ3「デジタライゼーション〜業務プロセス全体を変える〜」
 バラバラだった情報や業務の流れを整理し、全体の生産性を高めます

✓  DAY5:フェーズ4「未来を見据えた中小製造業のDX戦略」
 競争力を高め、自社らしい価値をつくり続けるための「戦略」を描きます

✓  特別編:IT人材不足でも大丈夫!中小製造業の「現実的DX」推進術
 人材の問題を乗り越え、社内外の力を活かしてDXを前進させる工夫をご紹介します

DXは“自分たちの手で”育てていくもの

DXは、誰かが答えを教えてくれるものではありません。
だからこそ、自分たちの目で「なぜやるのか」「何を変えたいのか」を考えることが出発点になります。

この連載では、そうした“考える力”を育てながら、ひとつずつ実行につなげていけるよう、等身大の視点でご案内していきます。

デジタルに使われるのではなく、使いこなす側へ…
この特集が、DXの“第一歩”になれば幸いです。

\\ DX簡易診断で自社の現在地をチェック!//

次の章「ものづくり DX CAMP」DAY.1では、現状把握をするためのDX簡易診断を用意しました!
チェックリストのダウンロードもできるため、自社の現在地を知るツールとしてぜひご活用ください。

DX簡易診断に挑戦

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