ものづくりコラム COLUMN

第19回 「TECHS導入で経常利益率が3倍に ~TECHSユーザー様 好事例発表~」

著者:古川 祐介(ふるかわ ゆうすけ)
中小企業診断士コラム「先義後利」

石川県職業能力開発協会様主催のシンポジウムで登壇された、株式会社サンエー精機 取締役営業部長 山本 伊智郎 様

2018年10月17日、
石川県職業能力開発協会様主催のシンポジウムで、
TECHSユーザーである、株式会社サンエー精機 取締役営業部長 山本 伊智郎 様が、
『ITの活用を図る企業の好事例発表』と題して登壇されました。

 

・シンポジウム案内チラシ

https://www.ishivada.com/ginou/pdf/h30-shinpo.pdf

 

 

・株式会社サンエー精機様

http://www.san-ei-seiki.co.jp/

 

 

シンポジウムで発表された、生産管理システムの導入・業務改善について、
特別に掲載の許可(※)を頂きましたので、以下にご紹介いたします。
※サンエー精機様より、資料を含め掲載の許可を頂いております。

1.システム導入前の課題

課題1 進捗管理
・取引先様の海外シフトによる量産品の減少。
→多品種少量品へターゲット変更を進める中で、取り扱うアイテムが増え、進捗管理が困難になった。

 

課題2 原価管理
・お客様の低価格要求と、高難度の加工品の増加。
→工数の採算が合わない品物が増えた。

課題3 利益率の低下
・材料高騰、受注単価下落による、経常利益率の低下。
→売上と仕入れのバランス悪化、キャッシュフロー悪化によって借入が増えた。

2.システム導入前に行った準備

①社内プロセス、組織の改革を目指すための話し合いを十分に行った。
・全員参加型
・データの見える化による経営状況の共有
・会社の方向性と社員のベクトルを同じにすることを目指した。

 

②外部の経営コンサルタントが、サンエー精機様 幹部に、経営について6カ月間の研修を行った。
これにより、自社の経営分析を行って数値で会社の状況を把握し、経営方針書を作成した。

3.システム選定で求めた条件

①バーコードによる現場進捗管理ができる。

→テクノアHP(https://www.techs-s.com/product/techs-bk

 

②データ抽出や、帳票を自由に変更できる。
旧システムでは、変更の都度、費用がかかり、システムへの投資負担が重く、柔軟性を欠いていた。

→テクノアHP(https://www.techs-s.com/product/techs-bk/option

 

 

③導入実績が多く、評価の高い生産管理システムであること。

社内プロセスを、パッケージソフトに合わせることで全体効率化を目指す方針としたため、
導入実績が多く、評価の高い生産管理システムを選定した。
→テクノアHP(https://www.techs-s.com/product/techs/

 

 

4.システム導入効果

①進捗管理

 

 

②原価管理

 

 

③目標利益率を達成

 

 

④業務効率の改善

 

 

⑤経営管理の効率化

 

 

第35期に2.9%だった経常利益率が、第38期には9.4%と、約3倍になっています。

5.今後、さらに効率化を目指して

生産性を数値で分析することを継続してきた結果、現場には様々な軽作業があり、
これにより本来は付加価値の高い仕事をする技術者が、その軽作業に時間を割いていた。
この軽作業を、シルバー人材を起用して行うことを進めている現在、全社の生産性は更に10%向上している。

最後に、筆者より

株式会社サンエー精機様は、生産管理システム「TECHS」を導入して5年が経過します。
今では、そのシステム運用を通じて得られる生産性数値を、自社に合った形で評価し、
フィードバックされ、PDCAサイクルによる改善活動が組織に根付き循環しています。

引き続き、テクノアもご支援させていただく中で、お客様と共に企業成長を目指してまいります。

古川 祐介(ふるかわ ゆうすけ) IT経営プロジェクト

TECHSを導入検討いただく企業様に訪問し、 ヒアリング~課題抽出~課題解決提案を行う部門で、 東海北陸地区の営業責任者を務めさせていただいております。

TECHS営業課は、生産管理に課題を持つ多くの製造業様にお伺いします。 そこで見たり、聞いたり、感じた実際の事例と、 中小企業診断士の取得で得た知識を重ね合わせて、 改善ノウハウを、理論的に分かり易く、お伝えしてまいります。