業務改善は、『現場の困った』から始まる《先義後利》

著者:古川 祐介(ふるかわ ゆうすけ) 業務改善は、『現場の困った』から始まる《先義後利》        
古川 祐介(ふるかわ ゆうすけ) IT経営プロジェクト

TECHSを導入検討いただく企業様に訪問し、 ヒアリング~課題抽出~課題解決提案を行う部門で、 東海北陸地区の営業責任者を務めさせていただいております。

TECHS営業課は、生産管理に課題を持つ多くの製造業様にお伺いします。 そこで見たり、聞いたり、感じた実際の事例と、 中小企業診断士の取得で得た知識を重ね合わせて、 改善ノウハウを、理論的に分かり易く、お伝えしてまいります。

すごいアイデアを見つけました。
筆者は、
生産管理システム「TECHS」シリーズの営業活動で多く移動をする中で、
福井県の北陸自動車道『南条SA(下り線)』にて、すごいアイデアを見つけましたので
ご紹介します。
■いつものようにトイレに入る。
 「あれ、財布と携帯を置く棚がない」
(斜めに変えられてる? 以前は平らで小物が置けるようになっていたはず)

■「手に持った財布と携帯、どうしよう」
■振り返って鍵を閉める。
「なんか、鍵がデカい」
■「なんと、小物が置ける」
■「これは、絶対、忘れ物しないわ(感動)」

アイデアに感動して、気になったので、
NEXCO東日本グループさんのHPを見てみました。
http://www.e-nexco-tech-service.jp/details/en-010.html

 

やっぱり!
忘れ物件数 ゼロ になっていました!
設置前(期間:6カ月) 忘れ物件数 54件
設置後(期間:6カ月) 忘れ物件数 0件
(NEXCO東日本 北海道支社 室蘭管理事務所管内)
さらに調べると、
設置前は、忘れ物対応にかかる職員さんの対応時間が増え続け、困っていたが、
設置後は、「対応時間:大幅減」という効果も大きいようです。
筆者は、ひとり、このアイデアに感動していました。
おそらく、年々増え続ける忘れ物の多さに苦慮していたはず。
それに合わせて、注意喚起のポスター、掲示物を増やしてきたが、
一向に忘れ物が減らなかった。
現場に入りこんで、一連の動作を研究した一つのアイデアが、
その問題を解決し、
さらに、その後工程にまで良い影響を出している。
業務改善のポイントは、意外と身近なところに潜んでいると実感しました。
当コラムをご覧の企業様も、
みんなが日頃から問題意識を持って業務にあたり、
みんながアイデアを出し合える業務改善活動を継続してください。

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