最適な業務フローの在り方とは
著者:橋本 秀樹(はしもと ひでき)テクノア入社後、一貫して生産管理システムの導入支援に携わっております。
クライアント企業様をITの力で元気に!をモットーに、日々活動しております。
皆さん、初めまして。橋本 秀樹と申します。
私は弊社、生産管理システム「TECHSシリーズ」の運用指導担当として、
日々様々な製造業様の現場でシステム導入支援に携わっております。
今回のテーマは「最適な業務フローの在り方とは」についてお話させていただきます。
1.業務フローとは
業務フローとは、業務の流れを図式化したものをいいます。
業務フローを作成する目的は、業務の流れを可視化して、誰がみても仕事の進め方がわかるようにすることに
あります。日々システム導入に携わっておりますと、システム導入を機に自社の業務フローの見直しを行いたい
という声をいただきます。日常業務はともすればルーチンワーク化してしまうため、
・本当にこれが最適な仕事の進め方なのか?
・改善すべき無駄はないのか?
といった視点を持ちづらいのが実情です。
そういった事情もあり、システム導入という外的要因を契機として、自社の業務フローの見直しを希望される
ユーザー様は意外と多いです。
2.業務フローとシステムフローの関係
作成した業務フローを改善するにあたり、ヒントとなる素材のひとつとして、システムフローを参考にされると
よいと考えます。世の中に出回っているパッケージソフトには必ずソフトが想定するシステムフローが存在します。
システムフローがどのように出来上がっているかというと、生産管理システムにおいては使用されるユーザー様の
業務の一連の流れを網羅する形でシステムフローが組まれています。パッケージソフトの場合は、受託開発システム
に比べてターゲットを広くとりますので、できるだけ汎用的な業務の流れをシステムで表現することとなります。
自社の業務の流れを一旦システムが想定している流れに合わせることで、多少やりにくい部分はありつつも、
結果として業務の流れが最適となっている場合もあります。
3.最適な業務フローとは
ここまで、業務フローとその改善のヒントについて述べてきましたが、業務フローも世の中の動きに合わせて
変化し続けるものだと考えます。
私もこれほどリモートワークが社会に急激に浸透するとは想像していませんでした。
働き方が変わるということは業務の流れが変わる。大切なのは変化に応じた仕事の在り方に対応し続けること
だと考えます。多様な働き方がでてきている今こそ、自社の業務フローの見直しを行ってみませんか?