フレームワークで考える中小企業経営のポイント
著者:古川 祐介(ふるかわ ゆうすけ)
古川 祐介(ふるかわ ゆうすけ)
IT経営プロジェクト
TECHSを導入検討いただく企業様に訪問し、 ヒアリング~課題抽出~課題解決提案を行う部門で、 東海北陸地区の営業責任者を務めさせていただいております。
TECHS営業課は、生産管理に課題を持つ多くの製造業様にお伺いします。 そこで見たり、聞いたり、感じた実際の事例と、 中小企業診断士の取得で得た知識を重ね合わせて、 改善ノウハウを、理論的に分かり易く、お伝えしてまいります。
11月2日、東京で
「フレームワークで考える中小企業経営のポイント」
「フレームワークで考える中小企業経営のポイント」
というタイトルのセミナーを開催させていただきました。
そのセミナーでは、いくつかのポイントをお話させていただいたのですが、
今号から、その内容を少しずつお伝えしていきます。
そもそもフレームワークとは
例えば、「売上」ということについてお話ししましょう。
『「売上」を伸ばしたい。』
この「売上」を分解すると、
「売上」=「客数」×「客単価」になります。
さらに分解すると、
「客数」=「新規客」+「リピート客」
「客単価」=「買上個数」×「買上単価」となります。
「客単価」=「買上個数」×「買上単価」となります。
このように、各要素別に分解すると、自社の売上構成を見たときに、
・どの項目に問題や課題があるか?
・どの項目に機会や伸びしろがあるか?
ということが分かりやすくなります。
つまり、フレームワークとは、
「漏れや重複のない、網羅性のある分析手法」のことです。
もっと身近な表現に置き換えると、
「予めチェックするポイントを拾い上げたチェックリスト」であり、
経営という大きなテーマを考える中でも、
要素別に細分化することで、ひとつひとつを分かり易くし、
「漏れや重複のない、網羅性のある分析手法」のことです。
もっと身近な表現に置き換えると、
「予めチェックするポイントを拾い上げたチェックリスト」であり、
経営という大きなテーマを考える中でも、
要素別に細分化することで、ひとつひとつを分かり易くし、
改善活動を実務に落とし込めるようにするものです。
これらの現状把握を正確に速く分析するツールとして、
ITシステムはとても有効である、と言えます。
その他のフレームワークの解説は、次号へ続きます。
SWOT分析について
既にご存知の方も多いと思いますが、
S:強み
W:弱み
O:機会
T:脅威 ですね。
W:弱み
O:機会
T:脅威 ですね。
特に、「S:強み」の部分については、是非とも社員のみなさんと、
話し合う機会を設けてみてはいかがでしょうか?
その場合には、「ブレインストーミング」という方法を用いると、
意見が出やすくなります。
また、ただ単に「S:強み」を羅列するのではなく、
製造業様であれば、
・営業面
・設計面
・生産面
・品質面
・納期面
・コスト面
・安全面
・環境面 など、
製造業様であれば、
・営業面
・設計面
・生産面
・品質面
・納期面
・コスト面
・安全面
・環境面 など、
ここでも要素別に「漏れなく」「ダブりなく」意見を出していきましょう。
そして、これらの「S:強み」を、
既存市場(既存製品・既存顧客)や新市場(新製品・新規顧客)の
既存市場(既存製品・既存顧客)や新市場(新製品・新規顧客)の
ニーズにどう対応できるか、考えてみましょう。
「S:強み」を「O:機会」に投入する。
これは企業経営の最良の戦略です。
貴社の戦略策定にお役立ていただければ幸いです。