人手不足とIT利活用《先義後利》

著者:間野 佐知子(まの さちこ) 人手不足とIT利活用《先義後利》        
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間野 佐知子(まの さちこ) TECHS事業部 ソリューションサービス部

中小企業診断士を目指した理由:
日々、TECHSを通して中小製造業のお客様と向き合う中で、よりよい提案をしたいという思いと、40歳を過ぎても、より成長していきたいという思いがあり、経営全般を学べる中小企業診断士資格取得を目指しました。

こんにちは、間野 佐知子と申します。
この度、中小企業診断士試験に合格し、2ヶ月にわたる実務者補習研修を終え、
この4月より中小企業診断士として正式に登録されました。
本号より私も「中小企業診断士コラム 先義後利」の連載を担当させていただきます。

今回のテーマは「人手不足とIT利活用」です。
このテーマを選んだのは、2018年版の中小企業白書でも取り上げられているテーマであり、
TECHSが人手不足に対する一つのソリューションになれると考えたからです。
ちなみに、中小企業白書は、中小企業診断士の一次試験科目で出題されるため、
試験勉強がきっかけでよく見るようになりました。
現在の中小企業の状況をいろいろなグラフで分かりやすく説明してあるので、
このコラムの中でも取り上げていきたいと思います。
◎中小企業における人手不足の深刻化
図1.について、年々規模の大きな企業に人が流れていることが推察されると書かれており、
結果として、従業者規模1~29人規模の会社の従業員数が他と比べて減少傾向にあることが分かります。
図1:従業員規模別非農林雇用者数の推移
※図:「中小企業白書 2018年版」(中小企業庁) P.120より抜粋
小規模な会社ほど人手不足は深刻であり、採用活動も困難な状況です。
それでは、人手不足の解決策はなにか?というと、
中小企業白書の中では下記の対策があげられています。
①多様な人材(女性、シニア)の活用
②業務プロセスの見直し
③ITの利活用
②③は人手不足であっても生産性を向上するための対策としてあげられています。
その中でも③ITの利活用を成功させるためのヒントが下記のグラフにあるため、ご紹介します。
図2:IT導入の効果がうまく得られた理由と労働生産性
※図:「中小企業白書 2018年版」(中小企業庁) P.234より抜粋
図2.では、IT導入により3年前と比べて労働生産性が向上した企業において、
どの取組みがより生産性に与える影響が大きかったかを左から順に表しています。
このグラフから分かることと私の経験を交えて、IT導入において重要なことをまとめます。
IT導入は単なる現状業務の置き換えではなく、
まずは業務プロセスの見直しから行うことが重要。
今までやっていたからこれからも継続とするのではなく、本当に今後も必要なのかを
考えて見直す必要があります。IT導入時はその見直しのよい機会でもあります。
IT導入時は現場からの反発もあるため、トップダウンで行うためにも、
経営層の陣頭指揮が必要。
現場は変えることを嫌がることが多いです。
また、IT導入したばかりのタイミングでは、不慣れなこともあり一時的に負荷は高くなります。
場合によっては、全体最適のために、部分的には高負荷となることもあります。
会社としてのゴールを経営層が明示し、プロジェクトの陣頭指揮をとることが、
IT導入の効果を得るためには必要です。
個別受注型生産管理システム「TECHS」では、中小製造業様の人手不足の対策として、
二重入力の削減やバーコードを使った入力の簡易化、進捗や原価の見える化など、
工数削減をするためのさまざまな仕組みを盛り込んでいます。
その効果をより大きくするためにも、IT導入のポイントを意識してみてくださいね。

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