トレーサビリティの重要性

著者:紺 史明(こん ふみあき) トレーサビリティの重要性

皆様こんにちは。TECHS事業部の紺 史明と申します。
私は、生産管理システムTECHSを通じて、中小製造業の業務改善提案を行っております。
今回は「トレーサビリティの重要性」をお伝えいたします。

1.トレーサビリティと重要性

トレーサビリティ(Traceability)とは「Trace(追跡)」と「Ability(可能)」を組み合わせた造語です。
「その製品がいつ、どこで、だれによって作られたのか」を明らかにすべく、原材料の調達から生産、そして消費または廃棄まで追跡可能な状態にすることです。

製造業では、原材料・部品の調達から加工、組立、流通、販売の各工程で、製造者・仕入先・販売元などを記録し、履歴を追跡可能な状態にしておくことです。
特に製造業においては、何か不具合があった場合、トレーサビリティの確保ができなければ大きな損失となり、会社の存続にまで影響しまうことがあります。

2.トレーサビリティシステムの運用方法


トレーサビリティシステムを運用するには、どのような方法があるでしょうか。

<手段>
・現品票
・QR/バーコード付ラベル

<機器>
・タブレット
・ハンディーターミナル
・PC(バーコードリーダー)

材料・部品の仕入、支給、受入、社内工程の実績収集に「現品票」や「ラベル」などを活用されます。

入力工数を軽減する為に、現場にてタブレットまたはハンディーターミナルでスキャンして、付加情報(担当者、実績数、不良情報など)を入力する方法があります。
どのような機器を採用するかは、製造する環境に依存します。
例えば、粉塵が多い製造現場であれば、ハンディーターミナルがおすすめです。
また、検査工程など入力情報が多く必要な場合であれば、タブレットが有効になります。

3.トレーサビリティシステムのメリット


それでは、トレーサビリティシステムのメリットを考えてみましょう。

・責任の明確化
不良が発生した際に、原因の特定がすぐにできるようになります。

・原因追及、分析、対策
不良品の発生、流出などを防止して、早急に対策を打つことができます。

・リスク管理
トレーサビリティをすることでリスク管理に繋がりますので、ブランド向上により、顧客からの信頼に繋がります。

4.トレーサビリティに取り組むことで

トレーサビリティシステムは、リスク対策だけではなく、ブランド向上により他社製品の差別化に繋がります。

また、顧客からの信頼向上も期待できます。
そして、蓄積されたデータから業務改善の分析、品質管理の検討もできるようになります。
トレーサビリティシステムは、現場改善、リスクマネージメントの双方にメリットがあります。

ぜひ、業務改善を考える際の一助にして頂けば幸いです。

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