【厳選】キーボードの「Alt」キー眠ってませんか? | ショートカットキー

著者:ものづくりコラム運営 【厳選】キーボードの「Alt」キー眠ってませんか? | ショートカットキー        
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普段、あまり使わない「Alt」キーですが、集中して同じ機能を繰り返し行うなどの【操作】する際に活用できるショートカットとして役立ちます。
今回は「Alt」キーに注目し、業務を少しラクにするショートカットを厳選してご紹介します。

1.「Alt」ってどんな意味?

「Alt」キーは、コンピュータのキーボードにおける「Alternate(オルタネート)」キーの略称です。単独では機能しないキーで、他のキーと組み合わせて特定の機能を実行するために使用されます。Altキーは、特にショートカットやメニュー操作の際に頻繁に利用される重要なキーです。
多くのアプリケーションでは、Altキーを押すとメニューバーがアクティブになります。例えば、Windowsアプリケーションで「Alt」キーを押すと、「ファイル」「編集」「表示」などのメニュー項目がハイライトされます。その後、アルファベットキーを押すことで、対応するメニュー項目を選択できます。

2.ショートカットキー

まずは、「Altキー」を使うショートカットキーの中から、活用場面ごとに厳選してご紹介します。

①パソコンの操作で便利な「Alt」キー

・起動しているアプリケーションを切り替える「Alt+Tab」

パソコンで起動している様々なアプリやウィンドウを、パソコン画面の中央にサムネイルで一覧表示し、自分が見たいものを直ぐに選択できるショートカットキーです。
【操作方法イメージ】
STEP1:「Alt+Tab」で起動中のアプリやウィンドウを一覧表示
STEP2:「Alt」キーを押しながら、「Tab」または「←/→」の方向キーで一覧より選択
STEP3:「Alt」キーをはなすと、選択したウィンドウまたはアプリを全面表示

・ウィンドウの切り替えをする「Alt+Esc」

パソコンで開いているウィンドウやアプリケーションを順番に切り替えるショートカットキーです。
次にどのウィンドウが出てくるか分からないため、「Alt+Tab」を使う方法をおすすめします。

・使用しているウィンドウやアプリの終了「Alt+F4」

使用中のアクティブになっているウィンドウやアプリケーションを「×」ボタンで閉じる操作をショートカットキーで再現します。
このショートカットキーを使用すると、TECHSシリーズなどのシステムやアプリケーションも対応できるため、一度試してみてください。
ちなみに、似ているショートカットキーで「Ctrl+W」もあります。

※「Alt+F4」使用時の注意
パソコンで、ウィンドウやアプリケーションが一つも起動していない状態で、「Alt+F4」を使用するとパソコンのシャットダウンメニューが表示されます。
正しくは、すべて閉じた状態でデスクトップを一度クリックすることでシャットダウンメニューが表示されるためご注意ください。

・ウィンドウの設定をする「Alt+スペース」

開いているブラウザなどのウィンドウに対して、「Alt+スペース」でウィンドウ設定メニューを表示します。
元のサイズに戻すや、サイズ変更、移動、最小化など選択でき、「Esc」で設定メニューを閉じることができます。

・メニューやダイアログボックスで有効な「Alt+アルファベット」

ExcelやWordなどの検索ウィンドウや、様々なメニュー項目に()で表示されたアルファベットと連動し、各メニュー操作を行う際にも「Alt」キーは有効です。
例えば、「検索と置換」のウィンドウを開いた際に
例①検索から置換タブへ切り替えたい場合は「Alt+P」
例②検索タブの [すべて検索] を実行したい場合は「Alt+I」
といったように、表示されているアルファベットと「Alt」キーを組み合わせることで様々な操作を実行できます。

②エクスプローラーで便利な「Alt」キー

・フォルダ内のデータをエクスプローラでプレビューする「Alt+P」

図面ファイルなどの画像を確認する際に便利な機能が「Alt+P」のショートカットキーです。
エクスプローラーの「表示」→「プレビューウィンドウ」を表示のアクションを代わりに実行する機能となります。

・ショートカットキーの作成「Alt+ファイルドラッグ」

ここでは、少し動作が加わりますが、「Alt」キーを押しながら、ショートカットを作成したいファイルを任意の場所へドラッグすることで、簡単にショートカットアイコンが作成できます。
毎回、右クリック→ショートカット作成→配置したいところに移動といった操作が簡略化されます。

・新しいフォルダを作成する「Alt+2」

エクスプローラー内で、新しいフォルダを作成するときには、「Alt+2」を活用します。
ちょっとした操作ですが、便利な機能なのでご紹介します。
(イメージ)

・ファイルやフォルダのプロパティを参照する「Alt+1」

エクスプローラーでプロパティを見たいファイルやフォルダを選択し、「Alt+1」を押下することで「プロパティ」ウィンドウが立ち上がります。
このように、「Alt+数字」で使えるショートカットですが、電卓など別のアプリが起動していると違った動きを見せるため注意が必要です。
例えば、電卓アプリで「Alt+数字」を活用すると
【電卓アプリの場合】
Alt+1:標準の電卓へ切り替え
Alt+2:関数電卓へ切り替え
Alt+3:グラフモード電卓へ切り替え
Alt+4:プログラマー電卓へ切り替え
Alt+5:日付計算モードへ切り替え

③Excelで活用する「Alt」キー

最後にExcelで使える「Alt」キーのショートカットを一部ご紹介します。

・セル内で改行する「Alt+Enter」

Excelのセル内で改行処理を行うときには、「Alt+Enter」キーを活用します。
生産管理などのアプリケーションやシステムによっては、「Alt」ではなく「Shiht」を使う場合もあります。

・新しいシートの追加「Alt→L→W」

Excelで新しくシートを追加したい場合、「Alt」→「L」→「W」の順番でキー操作することでマウスを使わずにシート追加が行えます。
逆に、シートを削除したい場合は「Alt」→「H」→「D」→「S」の順番でキー操作を行うと実行できます。

・コピーしたデータの貼り付けも「Alt」キー

事前にコピー(「Ctrl+C」)した状態で、次の操作を行うことで、貼り付けの実行もショートカットキーで行えます。

Alt+E+S 「形式を選択して貼り付け」のウィンドウを展開
Alt+E+S+F+Enter 「数式」を貼り付け
Alt+E+S+V+Enter 「値」を貼り付け
Alt+E+S+T+Enter 「書式」を貼り付け
Alt+E+S+A+Enter 書式や数式(関数)、値のすべてを貼り付け

上記ショートカットキーも、「形式を選択して貼り付け」のウィンドウを展開した際に表示される、それぞれの貼り付け方法の横に記載されているアルファベットを参照しています。

・数字や日付などの連続データ「Alt+E+I+S+Enter」

Excelで「Alt+E+I+S+Enter」のショートカットキーを使用することで、選択範囲で1つずつ数字を増やすような連続データの作成操作を実行できます。
今回は、日付を1日ずつ増やす連続データのイメージ動画を配置していますが、「Alt+E+I+S+Enter」の実行で展開した「連続データ」のウィンドウ内で「増分値」でカウント数を調整することもできます。

・行の追加「Alt+L+R」/列追加の「Alt+L+C」

Excelで行や列の追加を行う場合も「Alt」を使ったショートカットキーで代用できます。
 行の追加:「Alt+L+R」
 列の追加:「Alt+L+C」

・選択したセルの数字を桁区切りの表示形式に変換する「Alt+H+K」

入力作業で便利な機能の一つがこちらの「Alt+H+K」のショートカットキーです。
変更したいセルを範囲指定し、「Alt+H+K」の実行で、数字を「10000」→「10,000」といった桁区切りの表示形式に変更することができます。また、この処理を行うことでマイナスの数字は「赤字」で表示されます。

3.まとめ

意外とつかえる「Alt」を活用したショートカットキーをご紹介しました。
今回ご紹介した機能は、ごく一部となります。とくにExcelでは使えるショートカットキーがまだまだ多くありますので、別のコラムでまたご紹介いたします。

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