コラム

「桃李成蹊」 西村 恭範2019.03.14

私の地元である岐阜県関市に、「モネの池」と呼ばれる観光スポットがあります。

元々、観光用に作られた場所ではありません。

単なる灌漑用の池に過ぎず、雑草に覆われた一角でしかありませんでした。
付近の方による手入れや持ち込まれたコイなど様々な偶然が積み重なり、
有名なモネの「睡蓮」と同じような風景ができあがったそうです。

ここ数年、SNSやブログでその評判が広まり、遅ればせながら私も家族を連れて訪れてみました。

…言葉を失うほどの「静謐」としか表現する術が浮かびません。
さざ波のない水面に鏡のように映る風景と、透き通った青の奥に広がる蓮の姿は幻想的。

聞けば、この池の水は湧き水だそうですが、濁らないのは水質によるこれもまた「偶然」とのこと。
ただ、多いときには一日に3,000人も訪れるほどとなった名所に、
ゴミ一つ落ちていない綺麗さは、この風景を愛している付近の住民の方々の手によるそうです。

守りたいと思わせる魅力がここには確かにありました。

手前味噌で恐縮ですが、TECHSは今年で25周年を迎えます。
"これができればいいのに"というささやかなきっかけから始まり、
少しずつ改良が進められ、今の製品になってきました。
そこにあったのは、ユーザー様からの温かいご支持とご要望といったお力添えに他なりません。

御厚情にあらためて心からのお礼を申し上げます。

引き続きご愛顧いただけますよう、精進を続けてまいります。

時節柄、どうぞ皆様お体をご自愛ください。

 

TECHS事業部 開発部 西村 恭範