コラム

第8回「生産管理の基礎はやっぱり『5S』」 吉本 恵太2017.11.07

 

「5S」

 

製造業にお勤めの方であれば、一度は聞いたことがあると思います。
というより、何度も聞かされてうんざりしている人もいるかもしれません。

今回は「5S」のやり方を説明するのではなく、
「5S」と「生産管理」の関係性について説明します。

「5S」とは?

念のため、記載しておきます。


①整理  ②整頓  ③清掃  ④清潔  ⑤躾


これを、全社でルール化し徹底することで、
生産性の高い製造現場を維持することができます。

しかしこれほど有名な「5S」ですが、

「弊社は『5S』が徹底できています。」と言える中小製造業は

実はそれほど多くありません。
私の感覚では、むしろ少数派ですね。

「5S」と「生産管理」は相関関係

私の主観ですが、
「5S」ができていない会社は、「生産管理」もできていないことがほとんどです。
そこにははっきりと相関関係が見られます。
なぜでしょうか?

「生産管理」で必要なこと

その相関関係について考察してみましょう。
「生産管理」と一言でいってもさまざまな管理対象があるので
「工程管理」を対象として考察してみます。

「工程管理」は多品種少量で受注生産をされるお客様には、非常に手間のかかる管理です。
なぜなら、様々な受注品が、それぞれ異なる納期で製造現場に同時に流れるため、
間違いや漏れなどのリスクが高くなるからです。
その製造現場で、置場のルールが不明確であったり、
ルールがあっても守らない人がいれば、現場は間違いなく混乱します。

『あるべきものをあるべき場所へ』


「5S」活動で工場のルールが整備され、
そのルールを皆が守ることで、ルールへの信頼性があがります。
結果として、あるべき場所に必要なモノがある状態となり、
清流のように現場をモノが流れていきます。

それを『TECHS』に反映させることで、現場の進捗が『TECHS』で見られるようになり、
それができれば、『TECHS』が現場を映す鏡になります。

ですので、「5S」は「生産管理」と密接な関係=相関関係にあると言えます。

「5S」は「生産管理」の礎

組織で仕事をする目的は、個人では達成できない目標を、
組織メンバーで協力して仕事をすることで、

個人の力以上の成果を出して目標達成することにあります。
いわゆるチームプレーですね。

「5S」を徹底することで、チームプレーの根幹となる組織内の「信頼」が生まれます。
その「信頼」が高いレベルの「生産管理」を実現するための礎となるのです。

なぜなら、登録されたデータに「信頼」がおけないのであれば、
誰もそんな生産管理システムを利用しないからです。

組織の皆がルールを守ることの大切さは「5S」で培えます。
ぜひ、信じあえる組織になりましょう。

 

 

 

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氏名:吉本 恵太(よしもと けいた)

所属:(株)テクノア大阪支店 TECHS事業部 西日本顧客支援部
   TECHSを導入いただいたお客様に運用指導を行う部門で
   西日本の管理者を務めさせていただいております。
出身:香川県高松市
趣味:釣り・登山(軽めの)
性格:いつでも明るく。熱く。前向きに。

TECHS顧客支援では、多くのTECHSユーザー様にお伺いします。
そこで得た実際の改善事例や問題解決事例を、中小企業診断士らしく
理論的にわかり易くお伝えできればと思います。
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