コラム

「負荷(現場・現状)把握のための製造現場でのKPI設定」今村 洋一郎2021.10.12

こんにちは。ITコーディネータの今村 洋一郎です。

 

今回は、現場の状況を把握するためのKPI(※1)設定の重要性についてお話をさせていただきます。

 

1.製造現場におけるKPIとは
2.製造現場改善を実施するKPI
3.KPI設定のポイント

 

※1 KPIとは?

   Key Performance Indicatorの略

   重要業績評価指標:決められた目標を達成するために手段を具体的に設定することです。

1.製造現場におけるKPIとは

製造現場では業務の「見える化」を実現して生産効率等を高めていくために、KPIを利用します。
新たな設備を導入したり、色々な技術を駆使し改善を図っています。

 

製造業で活用されている主なKPI

※製造業で活用されている主なKPI

 

生産品目・スケジュール単位の進捗確認をすべきKPI、工程等で作成されるKPIが挙げられます。
【例】
・原価率
・工数差異
・製造リードタイム
・不良率
・生産指図数差
・標準工数差
・設備稼働率

2.製造現場改善を実施するKPI

製造現場においてKPIは見える化し、様々な業務改善を進めるために活用されています。
製造現場の見える化を実現するための方法として挙げられるのが「原価管理」です。

 

目標となる利益(率)を達成するため、設定した原価に対し実際のコスト(原価)を算出し、その差異の比較・分析を行い、適切な価格設定・利益の確保をする事が目的です。

 

原価管理では材料費、労務費、製造経費についてKPIを作成・管理を行います。
製造現場KPI評価
  製造に関わる「ヒト・モノ・カネ(設備)」に着目し、KPIを作成して生産性を高める事を目的にします。

 

製造作業の監視
  ネットワークカメラなどを利用し、現場の状況をリアルタイムで見える化、「ムリ・ムダ・ムラ」の原因を分析してQCD向上に繋げます。
  また、稼働率や不良率やトラブル件数等もKPI設定し、管理するとより分析しやすくなります。

 

グラフ

3.KPI設定のポイント

KPIの設定には下記キーワード「SMART」で設定すると効果的だと言われています。


Specific:明確な

  誰が見ても分かる明確なものを目標にします。(不良発生率等)
Measurable:測定可能な

  測定結果等が数値化しやすいものを目標にします。(歩留まり率、リードタイム等)
Achievable:達成可能な

  評価に繋がりやすい達成感のある目標にします。
Relevant:適切な

  目標との関連付けが適切なものにします。
Time-Bound:期限を定めた

  期限(納期)を設定し、行動に現実性や具体性を生ませます。

 

KPIの設定で失敗しない様に、逆SMARTにならない様に気を付けてまいりましょう。
 

氏名:今村 洋一郎(いまむら よういちろう)

所属:TECHS事業部 営業部

 

入社以来、生産管理システム「TECHSシリーズ」の導入提案、ITツールの活用方法を提案させていただいております。
ITの利活用及びお客様の体質改善のご支援をいたします。

 

(株)テクノア 今村