製造現場に生産管理システムを効果的に導入するためのポイント

著者:伊藤 瑞穂(いとう みずほ) 製造現場に生産管理システムを効果的に導入するためのポイント        
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伊藤 瑞穂(いとう みずほ) TECHS事業部 関東顧客支援課

2017年12月入社
現在は、主に機械・装置製作の中小企業様向けに、生産管理ソフトTECHSの導入支援を行っております。

経営と現場の皆様がITを道具として上手に使いこなし、利益を上げ成長していかれることを願い、メリハリをつけたITの利活用をご提案します。

こんにちは。TECHS事業部の伊藤 瑞穂です。
今回は「製造現場」に焦点を当て、生産管理システムを効果的に導入するためのポイントについてお伝えいたします。

1.導入ステップ

まずは生産管理システムを導入するステップについて考えてみましょう。
一般的に、以下のステップを経て導入されているお客様が多いようです。

(1)あるべき姿の構築
(2)最重要課題の抽出・選定
(3)システム導入目的の明確化
(4)システム選定・開発
(5)システム導入
(6)モニタリング評価

製造現場においても上記と同様の流れとなりますが、重要なポイントは、「(5)システム導入」に入る前、あるいは、同時進行により、製造現場の環境整備をおこなうことです。

2.5Sの必要性


製造現場の環境整備とは、つまり、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)のことです。
皆さんも5Sの言葉を一度は聞いたことがあると思います。
では、なぜ、生産管理システムの導入において必要となるのでしょうか。
それは、「(6)モニタリング評価」の精度を高めてくれるからです。

5Sの詳細については別のコラムにてお話したいと思いますが、5Sが徹底している製造現場においては、生産性を改善するための問題点を抽出しやすくなります。

たとえば、ある作業工程について、Aさんは30分、Bさんは50分の時間を要したとします。

5Sが機能している場合、「必要な工具を探す手間」や「機械・設備の不調」などの環境要因を除外できるため、コアとなる問題点を抽出することが可能となります。

3.おすすめのITツール

5Sの推進策には様々な手法がありますが、弊社テクノアでは「ビーコン連携オプション」( https://www.techs-s.com/product/ez-bee )というITツールをご提供しております。

工場など、建物空間内のヒト・モノの位置情報を把握することができるため、モノを探す手間を削減するだけでなく、作業進捗の管理も実現できます。

製造現場の改善をチャレンジする際には、生産管理システムの機能だけではなく、5Sの推進にも是非取り組んでいただくことをおすすめします。

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