第57回「デジタルを活用した新規取引先開拓の方法」

著者:間野 佐知子(まの さちこ) 第57回「デジタルを活用した新規取引先開拓の方法」

こんにちは。テクノアの間野です。
皆さんは新規取引先開拓をどのようにされていますか?
特定の会社に依存した取引構造は会社にとって大きなリスクとなりうるため新規開拓をしたほうがよいとは
思っても、なかなか手間や時間をかけられていないのではないでしょうか?
今回はデジタルを活用した新規取引先開拓についてご紹介します。

 

1.今までの取引先開拓方法

弊社のセミナーに参加してくださった中小製造業様に得意先開拓、協力会社開拓の方法についてアンケートをとったところ下記のような回答がありました。

得意先開拓
・展示会の出展
・ホームページ
・商談会

協力会社開拓
・取引先からの紹介
・展示会の見学
・商談会

得意先開拓については、展示会に出展し、自社の強みをアピールするという回答などもありましたが、
既存顧客の対応に手を取られ、新規顧客開拓の営業はなかなかできていないという回答が多くありました。

協力会社開拓については、取引先からの紹介が圧倒的に多く、知っているところからの紹介であることが
大きな安心材料ともなっているようでしたが、同時に、限られた中での新規開拓となっているようでした。

2.デジタルを活用した取引先開拓方法

ここでは、デジタルのプラットフォーム上で取引先を開拓する方法を
弊社の「プラッとものづくり」というプラットフォームサービスを具体例として紹介させていただきます。

「プラッとものづくり」は、ものづくりの相談をしたい依頼者と、ものづくりの依頼を受けたい製造業をつなぐ
プラットフォームです。
プラットフォームとは、共通の土台となる環境を意味し、今回のケースでは「プラッとものづくり」を
共通の土台となる環境として、ものづくりの依頼者と依頼を受けたい製造業がつながることができるというものになります。

製造業側は、自社の強みをプラットフォーム上でアピールしておくことで
仕事の依頼がくる可能性があり、自ら、公募されている案件を確認して立候補することも可能です。
プラットフォーム上では自社に合う案件を、抽出条件で絞り込んで探すことも可能であるため、
手間もかかりません。
プラットフォームによっては、該当する案件がある場合自動でメール通知してくれるようなものもあります。
「プラッとものづくり」のグループに所属することで、自社だけでは対応できない仕事を、
グループ内やプラットフォーム上の仲間と協力して、より円滑に実現し、仕事の幅を広げることもできます。

依頼者側は、プラットフォーム上に登録されている各社の強みを確認し、相手を指定して依頼したり、
公募として広く協力会社を募ることが可能です。
プラットフォーム上では、エリアの制限もなく全国の製造業から広く協力会社を探すことが可能です。

また、「プラッとものづくり」では、特徴として、複数社をとりまとめたグループ機能もあるため、
相談する側からすると、1社1社に当たらなくてもグループ代表に相談することで、グループ代表が
各社を調整してとりまとめた結果を回答してくれるワンストップソリューションであるというメリットがあります。

 

3.まとめ

デジタル空間のプラットフォーム上では、様々な企業とつながることで、新規顧客開拓や協力会社を新たに探す
ことが可能となり、従来の方法では探せなかった取引先と出会うことが可能となります。
無料から始められるものも多くあるので、まずは無料プランからはじめてみてはいかがでしょうか?

「プラッとものづくり」では、TECHSの保守加入ユーザー様を対象にTECHSユーザーグループを2023年1月より
発足します。TECHSユーザー様の中には、機械装置製造業や加工業など、さまざまな製造業の会社が
いらっしゃるので「プラッとものづくり」のなかで全国のTECHSユーザー様同士でつながっていただくことで、
新しいものづくりの世界が広がることを期待しています。

プラッとものづくりHP
https://platto.technoa.co.jp/

               著者画像
間野 佐知子(まの さちこ) TECHS事業部 ソリューションサービス部

アプリケーションエンジニア。

中小企業診断士。
公益財団法人 岐阜県産業経済振興センター 登録アドバイザー
https://www.gpc-gifu.or.jp/jinzai/search_j_dt.asp?No=691
中小企業庁ミラサポ専門家派遣 登録専門家

銀行システム、受託開発の生産管理システムのシステムエンジニアを経て、テクノア入社後は、TECHS-Sの設計開発を担当しています。
現在は生産管理システム導入コンサルタント、生産管理システム企画を担当しています。