コラム

第11回「中小企業診断士目線で、ドラマ『マチ工場のオンナ』のポイントを解説(後編)」 吉本 恵太2018.01.11

前編に引き続き、NHKドラマ「マチ工場のオンナ」の改革成功ポイントを解説します。

 

・前編はこちら:https://www.techs-s.com/column/show/37/

 

・NHKドラマ公式 ホームページはこちら:http://www.nhk.or.jp/nagoya/machikoba/

ポイント3:強みを活かすための生産管理システム活用

さて、いよいよ生産管理システムの登場です。
 
第4話で、いつの間にか導入されていた生産管理システムですが、
早速その効果を発揮していましたね。

ダリア精機の強み「対応力」(=短納期への対応力)は、
これまで、ベテラン職人の高い技術力と勘・度胸で培われてきました。
 
若手の意見から検討を始めた生産管理システムの導入は、
「対応力」をさらに高められるとの判断から決定されたのでしょう。
※導入決定したシーンはなかったですけどね。
 
実際にドラマでは、得意先からの特急の依頼に対し、
生産管理システムで負荷状況を確認し、対応可能であると即日回答していました。
※映っていたのは、当時の『TECHS-BK』の負荷問合せ画面でした。
 
このように対応可否を迅速に判断・回答できる仕組みを手に入れ、
ダリア精機の強みはさらに高まっていきます。
 
原作の「町工場の娘」の中でも、
・工場の効率化が進んだ
・特急対応力、迅速な納期回答などで、顧客との信頼関係が更に高まった
・営業利益率が5ポイント改善した
など、『TECHS-BK』の導入効果が出てきます。
 
「強みを活かすことを目指して生産管理システムを活用する」
 
パッケージ型(既製品)の生産管理システムには
さまざまな機能がありますが、それを使うことが大事なのではありません。
自社の強みを活かすことに着目して、それに必要な部分を活用することが重要なポイントです。
 
今まで2回にわたり、改革成功のポイントを解説してまいりました。
ドラマを見られた方は「うちの会社ではどうだろう?」と思われたかもしれませんね。

あなたの会社ではどうですか?

ダリア精機で起きた問題は他人事ではありません。
 
あなたの会社では、
・事業承継・技能伝承は進んでいますか?
・5Sは行えていますか?
・改善活動は行えていますか?
・人手不足を補う生産性改善は行えていますか?
 
日本の多くの中小製造業が同じような問題に直面しています。
それを解決し、日本の中小製造業の生産性向上を図ることは、
人口減が進む日本にとって重要課題です。
 
国も2017年度補正予算でものづくり補助金1000億円の計上を決定し、
その課題解決に積極的に取り組んでいます。
 
この追い風が吹いている今こそ、現状を当たり前と思わず、
勇気を出して、改革成功を目指す一歩を踏み出しましょう。

もちろんテクノアも、すべてのTECHSユーザー様に、
ダリア精機(ダイヤ精機様)のような輝く企業に生まれ変わる改革を支援できるよう、
製品と提案力を更に磨いてまいります。

原作紹介:町工場の娘

最後に、ドラマを見た方も、そうでない方にもおすすめしたいのが、

原作の「町工場の娘」です。

 

中小製造業の実体験を、経営者ご本人が書かれている書籍はあまり多くありません。

本書は、ドラマでは表現しきれていない、具体的な改革の成功事例が

とてもわかり易く書かれています。
同じ問題を抱えられている中小製造業様におすすめです。

タイトル:町工場の娘
著者:諏訪貴子
出版社: 日経BP社 (2014/11/14)

 

▼原作「町工場の娘」はこちら↓ ※Amazonに移動します
 https://www.amazon.co.jp/dp/4822250563/
 

 

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氏名:吉本 恵太(よしもと けいた)
所属:(株)テクノア大阪支店 TECHS事業部 西日本顧客支援部
TECHSを導入いただいたお客様に運用指導を行う部門で
西日本の管理者を務めさせていただいております。
出身:香川県高松市
趣味:釣り・登山(軽めの)
性格:いつでも明るく。熱く。前向きに。
TECHS顧客支援では、多くのTECHSユーザー様にお伺いします。
そこで得た実際の改善事例や問題解決事例を、中小企業診断士らしく
理論的にわかり易くお伝えできればと思います。
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