コラム

「中小製造業のデータベース化の必要性」小渕 智泰2021.08.17

こんにちは。TECHS事業部の小渕 智泰です。
今回は、会社情報のデータベース化、特にIT化・データベース化が遅れている中小製造業への必要性についてお伝えしたいと思います。
 
1.中小製造業のIT化の実態
2.データベース化が必要な理由
3.データベース化による改善事例のご紹介

1.中小製造業のIT化の実態

私は仕事柄、中小製造業様を訪問し、お話を伺う機会が多くありますが、生産管理システム等の基幹システムを導入されていない製造業様の実態として以下のようなケースが多いと感じます。

 

・Excelと紙の図面、台帳でのみ管理している

・売上、伝票発行の販売管理システムはあるが、生産管理や在庫は別途Excelで管理している

・生産管理システムを導入しているが、使用している機能が限定的もしくはシステムが分断されており、大部分をExcelで別途管理している

2.データベース化が必要な理由

Excelでファイル管理していて「あのデータどこかで見たな。」「あのフォルダーにあったはず。」と時間をかけて検索した経験はありませんか。

また、会議のために必要な資料をExcelで作成する時に、色々な資料や他のExcelファイルから転記していませんか。

新入社員や中途社員、または部署異動してきた社員が誰に聞いたらよいかわからず、調べものに多くの時間を費やしてしまうこともあると思います。

 

これらは、いずれも情報を検索したり資料を作成するといった間接時間であり、付加価値を生み出す時間ではありません。
逆に言えば、この時間をなくすか短縮することができれば、あいた時間は付加価値を生み出す時間に割り当てることができます。
そのためには、データベース化が必要となります。

これが会社情報のデータベース化が必要な理由で、私は、特に中小製造業のデータベース化が急務だと考えております。

 

次は、弊社の生産管理システムTECHSシリーズを導入されたユーザー様の事例の中から、データベース化による改善事例を7例ご紹介いたします。

3.データベース化による改善事例のご紹介

【事例1】見積の積算のたびに、過去の納品書をすべて探して仕入単価を確認していたのですが、伝票を探しきれず、金額が曖昧なまま積算するようなこともありました。TECHS導入後は、目の前のパソコンから誰もが素早く正確な情報を確認できるようになりました。結果として、見積精度の向上と、年間300時間以上の見積工数の削減に繋がりました。

 

【事例2】受注目標金額に対し、受注金額ベースで負荷状況を確認するグラフを作成し、生産会議で活用しています。これらの活用により、売上金額を伸ばすためだけに赤字覚悟で受注する、といったことがなくなり、収益率を10%アップすることに成功しました。

 

【事例3】受注量を拡大していきたい利益率の高い業種への新規開拓ができるようになりました。これらの判断はすべて、TECHSのデータに基づいて行っています。

 

【事例4】生産実績や作業残などの日次・月次の集計資料についても、EUC Tool(※1)を使用することで、年間250時間もの工数を削減できました。

※1 EUC Toolとは、データベースにアクセスして自由にデータを検索・抽出し、オリジナル帳票を作成したりExcelにアウトプットができる、テクノアオリジナルのツールです。

 

【事例5】以前のシステムでは不良情報を探してもうまく見つからず、同じ失敗を何度も繰り返すことがありました。TECHSは過去の不良情報も簡単に参照できるので、難しい案件も、過去の不良事例を参考にしながら取り組めます。

 

【事例6】当社では週に1回、営業会議が行われます。その際、EUC Toolを使って、受注実績を取引先別に金額・粗利で集計し、物件ごとの原価集計などで使っています。原価割れ物件の原因分析・対策はもちろんのこと、利益率が高い案件の傾向を分析して、次の営業活動先の指針としても活用しています。

 

【事例7】以前は、見積価格が高すぎる、とお客様だけでなく、社内の営業からも指摘されることがありました。積算精度が低く、概算で見積を出していたことが原因でした。TECHSに蓄積したデータを基に、積算精度の高い、適正な価格が算出できるようになった結果、お客様にも価格をご納得いただけるようになり、受注量も増加しました。

 

まだまだご紹介したい改善事例はございますが、スペースの関係上このくらいとさせていただきます。


この改善事例は、弊社のユーザーである中小製造業様の生の声です。
少しでも参考になる改善事例がございましたら、是非、テクノアまでお問い合わせください。

氏名:小渕 智泰(おぶち ともやす)

所属:(株)テクノア TECHS事業部 営業部

 

入社依頼、東日本を中心に東北から上信越まで中小製造業様へ「TECHSシリーズ」の営業に従事。

お客様の本質的な課題を見つけ出し、ITを武器に改善を行う仕組みを提案します。

            
(株)テクノア 小渕