コラム

「カタンの開拓者たち」肥田 亜希子2021.06.30

TECHS事業部 カスタマーサポート課 肥田です。  
  
家庭用ゲーム機やアプリを使ったオンラインゲームが盛況な昨今ですが、アナログなボードゲーム人気も再燃していることをご存じでしょうか。  
  
「人生ゲーム」「モノポリー」「Blocks」など有名なボードゲームは数多ありますが、今回は私の一押し、『カタンの開拓者たち』をご紹介します。 

『カタン』シリーズは、ドイツ発のボードゲームです。 
1995年の発売後、瞬く間に全世界に広まって累計販売台数は3000万台以上。
カタン島という六角形の無人島を舞台にした開拓競争ゲームです。

 

資源を集め、街道を敷き、時には海を渡り、陣地を広げ、開拓地を都市に発展させ……
最も早く繁栄させたプレイヤーが勝者となります。  
特徴的なのは、資源交換の交渉ができる点で、「運」や「実力」だけでなく、交渉時の「人望」も勝敗を左右するところが一筋縄ではいきません。 
タイルの配置でシナリオが変わり、何度でも飽きずに楽しめます。 
  
なぜ自分がアナログゲームを好きなのか、デジタルゲームと比較して考えてみました。 
  
〇脳トレになる  
デジタルゲームの場合は、ルールに従った制限や誘導が自動的になされますが、アナログの場合は、常にルールを意識し、頭の中で点数計算などを行う必要があります。
ぼーっとしていて順番を抜かされることや、勝利に気づかないことも珍しくありません。  
ゲーム中の緊張感と終わった後の疲労感は、ストレス解消にもなります。
 
〇対面の面白さ
顔色を窺う。手札を盗み見る。 サイコロがコマに当たったからやり直し。
年少者には「やっぱ今のなし!」が許されることも……。  
このような駆け引き(ズル?)をするコミュニケーションは、対面ならではの醍醐味と言えます。  
また、参加者の合意があれば、その場でルールを改変できる柔軟さもあります。  

 

〇性格が出る  
まめに盤上の世話を焼く人、手札をきれいに整列させる人、サイコロをふる時間が長い人……。  
参加者の、普段とは異なる一面が垣間見えるのも興味深いものです。  
  
〇癒やされる  
盤上のアイテムに触れたり眺めたりすることは、無条件に癒やされます。  
コマは立体的で美しく、並べてジオラマ的に楽しむこともできます。

と、ここまでアナログゲームの良さについて述べましたが、 手軽に始められる、離れた人とも楽しめる、など、デジタルゲームにも沢山の利点があります。 
参加者の趣向やシチュエーションによって、選ぶゲームは変わります。
会えない人とはオンライン、ご家庭ではアナログで、など使い分けながら、色々なゲームを楽しんでみてはいかがでしょうか。 
 
最後に、『カタン』について、最近のニュースをご紹介します。 
2020年、“新しい生活様式のもとで盗賊が改心した”という設定の 拡張キット『ステイホームシナリオ』が無料提供されました。 
さらに、もともとはプレイ人数3~6人のルールのみだったのですが、巣ごもり下に少人数でも楽しめるようにと2人用ルールも公開。  
アプリを利用した「2021年 デジタルカタン 世界選手権大会」の今秋開催も発表されました。

これらの発信は、従来のファンを狂喜させただけでなく、新たなファンも獲得しています。 
ベストセラーであることに胡坐をかかず、時代の変化、人々のニーズに応えようとする。
ゲーム界の開拓者たる行動だと思います。 

 

弊社テクノアの『TECHS』シリーズは、1994年に誕生し(『カタン』より1年先輩です)、バージョンアップを繰り返して今日の姿があります。
私たちも、時代の変化や、支えてくださるお客様の声に真摯に耳を傾けながら、新しいサービスの開拓と提供を続けるべく、これからも精進してまいります。


参考
http://www.gp-inc.jp/boardgame_catan.html (カタンシリーズの製品サイト)
http://www.gp-inc.jp/catan/digital_catan_world_championship2021/index.html(デジタルカタン世界選手権大会)