コラム

「メリハリ(減り張り)」 小椋 基史2021.04.06

TECHS事業部 東京本部の小椋です。

 

新型コロナウイルスによって影響を受けられた皆様、心よりお見舞い申し上げます。
日本でも医療従事者向けに新型コロナウイルスのワクチン接種が始まり、少しずつではありますが、収束に向かっているのを感じています。
一日も早い事態の収束を心よりお祈り申し上げます。
 
2020年4月7日に、政府から7都府県を対象にした緊急事態宣言が初めて発令されてから約1年が経ちます。
テクノアも昨年からテレワークの推奨を行い、在宅勤務が多くなっています。
  
時計メーカーとして有名なセイコーホールディングス社が発表した「セイコー時間白書2020」によると、リモートワークする人は、自宅で仕事をすることで、オンオフの切り替えや時間のメリハリが曖昧になり、区切りがないまま時間が過ぎてしまう、と感じることが多いようです。
具体的には、リモートワーカーの4人に3人(約75%)は時間の「メリハリのなさ」を、2人に1人(約50%)は仕事「時間が速い」と実感しているという調査結果が出ています。
 
先程登場した言葉「メリハリ」について、今回少しお話したいと思います。
まず、「メリハリ」を漢字で書くと「減り張り」です。この言葉は、もともと尺八などの邦楽で使われた用語で、「減り」が低い音、「張り」が高い音を意味し、音楽の演奏の時に音の高低をはっきりさせる、という事を意味しています。
そこから転じて、仕事や勉強などで「力を抜くところは抜き、気を張る所はしっかり張る」ことを「メリハリをつける」と表現するようになったそうです。

 

私自身、緊急事態宣言中は在宅勤務の日々が続き、時間が過ぎるのが「速い」と感じつつ、納期遵守のために「時間に追われている」と感じることが多々ありました。
「メリハリ」をつけるために、タイマーを設定して25分毎にコーヒーを淹れて5分休憩したり、好きな音楽を聞いてみる等、試してみました。

色々試してみることで、自分なりのリズムがつかめるようになり、リズムをつけることで「メリハリ」が生まれ、心理的負担の軽減にも繋がったと感じています。

 

2021年3月21日に緊急事態宣言が解除され、私が勤務するテクノア東京本部も3月29日より新事務所に移転しました。
「メリハリ」をつけるためには、やはり対面でのコミュニケーションを行うのが有効で最も簡単な手段だと考えています。
テレワークの良いところを活かしつつ、オフィスワークも交互に行うハイブリッド型のワークスタイルを続け、withコロナ時代に合わせた新事務所にて、より一層生産性を向上することを目指していけば、皆が幸せになれると信じています。

 

最後になりますが、「人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、何事かをなすにはあまりにも短い。」(中島敦)という名言があります。
自分がやりたいこと、やらなければいけないことに対して、時間がいくらあっても足りないな、と感じることがあります。
それでも「まずはやってみよう!」というポジティブ思考で常々挑んでいますが、そもそも全部やろうとすることは無謀なのかもしれません。

でも、だからこそ人生というものに価値を見出せるのだと感じています。
時間は有限です。通勤時間などの短い時間を有効活用して、少しでも結果を残せるように精進してまいります。

 

 

TECHS事業部 東日本カスタマイズ課 小椋 基史