コラム

第37回「現状とあるべき姿 そのギャップがあまりにも大きいときはどうする?」 間野 佐知子2020.12.10

「As is」「To be」という言葉をご存知でしょうか?

 

1.「As is」「To be」とは
2.「As is/To be」のやり方 
3.注意点
4.おすすめステップ 

1.「As is」「To be」とは

「As is」は現状、「To be」は理想像 というとわかりやすいかと思います。
「As is」「To be」はビジネスで活用されるフレームワークで、まず現状を把握し、理想とのギャップを明確にすることで、取り組むべき課題を明らかにします。

2.「As is/To be」のやり方

大まかには下記の4つのステップで実施します。

 

(1)「As is」で現状把握を、「To be」であるべき姿をそれぞれ描きます。

(2)あるべき姿と現状の差分(ギャップ)を明確にします。
(3)何が解消されればあるべき姿になるのかを考えることで、「課題」を明確にします。
(4)課題を解決するための具体的なアクションプランを練ります。
 ※課題解決のためにITツールを使うことも一つの手段です。

3.注意点

あるべき姿と現状のギャップがあまりにも大きいと、あるべき姿ではなく、「実現可能な姿」を描いてしまいがちです。あるべき姿の妥協案です。これ自体は悪いことではなく、段階的課題解決としては問題ありません。

しかし、実現可能な姿をあるべき姿に置き換えてしまい、最終ゴールのようにしてしまうことには問題があります。

4.おすすめステップ

まずは現状把握からと考える方も多いですが、最初にあるべき姿を描くことを私はおすすめします。
そのうえで、そのあるべき姿に対して現状はどうか?という観点で現状把握をします。
3.注意点でも記載したとおり、先に現状把握をおこない、次にあるべき姿を描こうとすると、現在の状態からあまりにかけ離れた理想像を描きづらくなるからです。
まずは、自分たちのあるべき姿、理想像を描いてみましょう。

 

ただ、あまりに現状とかけ離れたあるべき姿だけを描いて、そのための課題解決ができなければただの理想論者です。
また、実現可能な姿ばかり描いていると、本来のあるべき姿を自分たちで描けなくなります。
あるべき姿をまずは描くことができ、現状とのギャップがあまりにも大きい場合は、段階的目標として今回目指す姿を描き、最終ゴールまでの道筋を描くことが重要です。

 
課題解決の手段としてITツールを導入する際にも、「As is」「To be」をしっかり描くことが重要です。
当社の生産管理システム「TECHSシリーズ」では、多くのユーザー様からいただいた声をもとに豊富な機能をとり揃えています。あるべき姿の実現のためにも、また、段階的に課題解決をしながら最終ゴールを目指していくためにも、活用していただける生産管理システムです。

 

次回以降で、進捗管理や原価管理についての具体的な「As is」「To be」について、ご紹介させていただきます。

 

 

氏名:間野 佐知子(まの さちこ)

所属:(株)テクノア TECHS事業部 ソリューションサービス部

 

中小企業診断士を目指した理由:
日々、TECHSを通して中小製造業のお客様と向き合う中で、よりよい提案をしたいという思いと、40歳を過ぎても、より成長していきたいという思いがあり、経営全般を学べる中小企業診断士資格取得を目指しました。

(株)テクノア 間野