ものづくりコラム COLUMN

第25回「BCP(Buisiness Continuity Plan) 策定していますか?」

著者:間野 佐知子(まの さちこ)
中小企業診断士コラム「先義後利」

BCP(Buisiness Continuity Plan)という言葉はご存知ですか?

BCPという言葉自体は、災害が多くあったこともあり、広く知られるようになってきました。

 

以下、BCPに関する説明を「中小企業白書 2019年度版」より抜粋します。

事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)とは、大地震などの自然災害、
感染症のまん延、テロ等の事件、大事故、サプライチェーン(供給網)の途絶、
突発的な経営環境の変化などの不測の事態が発生しても、重要な事業を中断させない、
又は中断しても可能な限り短い期間で復旧させるための方針、体制、手順などを示した計画のことを指す。
BCPを事前に策定することで、被災時における早期の事業再開が期待されている。

 

簡潔にまとめますと、BCPとは
「災害などの様々な不測の事態が起きても、会社の事業をできるだけ中断せずに継続するための計画」です。

では、具体的にBCP策定を実行に移されている会社様は、どれくらいの割合なのでしょうか。

 

図1.をご覧いただきますと、企業規模が大きくなるにつれ、策定されている割合が増えていきます。

ところが、BCPを知っていても策定していない企業の割合は、不思議なことに企業規模に関わらず、ほぼ半数が該当します。

 

従業員規模別に見た、BCPの策定状況:中小企業白書より

それでは、なぜBCPを策定していないのでしょうか?

図2.をご参照ください。

 

BCPを策定していない理由:中小企業白書より

BCPを策定できない理由のトップとして、「人手不足」が挙げられていますが、
それ以外の理由を見てみますと、
・複雑で、取り組むハードルが高い
・策定の重要性や効果が不明
・特に理由がない
などが多いことが分かります。

 

以上の2つの資料より、多くの企業が、
いつか来る災害に対して、何らかの対策が必要なのは分かっているが、
人手は足りないし具体的に何をすればよいのか分からない。

という状況なのではないかと、思われます。

 

それでは、BCPの策定は難しくとも、まずは会社の資産である重要データのバックアップ
確実に実施することだけでも、すぐに実行されてみてはいかがでしょうか。

 

データは、単にバックアップを取るだけでなく、安全な場所に保管することが重要です。
バックアップを取っていても、安全な場所に保管されていなければ、いざというときに復旧できません。

特に、最近頻発している自然災害のことを考えると、遠隔地にバックアップをとることが
事業継続のためには、必須条件となります。

これらをふまえ、人手をかけず簡単にはじめられる方法を選択することが大切です。
テクノアでは、生産管理システムのオプションとして、
『クラウドバックアップオプション』を提供しております。

クラウド上にバックアップデータが日次で自動保存されるため、災害などで、
もしサーバーが破損しても安全にデータを守ります。

さらにテクノアのサポートセンターで日々のバックアップが正常に取得できているか監視していますので、
もし何らかの障害でバックアップが取れなくなっても、迅速に対応いたします。
また、最近増えているコンピューターウィルス感染への対策としても、
クラウド上にバックアップを取ることは有効です。

 

システムの中には、会社にとって重要な様々な情報データが格納されています。

BCPの一環として「自社のデータバックアップは本当に大丈夫か?」

ぜひ見直してみてください。

間野 佐知子(まの さちこ) TECHS事業部 ソリューションサービス部

中小企業診断士を目指した理由:
日々、TECHSを通して中小製造業のお客様と向き合う中で、よりよい提案をしたいという思いと、40歳を過ぎても、より成長していきたいという思いがあり、経営全般を学べる中小企業診断士資格取得を目指しました。