第36回「自社の当たり前は本当に当たり前?」

著者:榊原 由佳(さかきばら ゆか) 第36回「自社の当たり前は本当に当たり前?」

目次

改善提案制度を導入し、そこで出てきた問題や課題を全て改善したが思ったほどの効果が出ていない、ということはありませんか。
また、一旦出尽くすと、問題や課題自体が見つけられず、改善提案が出てこない、ということはありませんか。

 

そのような時には、まず日々のルーチン業務を見直すことをお勧めします。
実は、当たり前だと思ってやっていることの中に改善すべきことが隠されているかもしれません。
自社の当たり前を見直して、改善につなげましょう。

 

とはいえ、見直すと言ってもどうしたら良いのか迷うと思います。

 

自社のやり方になれてしまうと、それが当たり前になってしまい、他社でもそうなのか、それとも、自社特有の改善すべきものなのか分からなくなってしまうことがあります。
そのような場合、どうしたら良いでしょうか。

 

まず取り組んでいただきたいのは、外部セミナーに参加する、他の会社の事例を参考にするなど、外部から刺激を受ける方法です。
自社以外を知ることで、自社で当たり前と思っていることが実は必ずしもそうではないことに気が付くきっかけになります。
それが良い当たり前であれば、これからも継続し伸ばしていくモチベーションに繋がりますし、良くないものであれば、改善の余地に気が付くことができます。

 

今年は新型コロナ感染拡大の影響があって、Webセミナーが増えているため、自宅や会社にいながら、外部のセミナーに参加しやすくなっています。

当社テクノアでも、各種WebセミナーやWeb工場見学などを行っています。
講師が一方的に話すセミナーだけでなく、ユーザー交流を目的としたセミナーも行っており、現在の業務で感じていることや課題をディスカッションする機会を設けて、他のユーザー様の様子が分かるようにしています。また、Web工場見学では、インターネットを通じて、工場内を見学すると共に、現在の取組みなどをインタビュー形式でお届けしています。
いずれも多くのお客様に参加いただき、ご参加のお客様からは、大変好評いただいております。

Webセミナー、工場見学に参加して、他社を知り、顧みることで自社の当たり前が実はそうでないことに気が付くきっかけになります。
Webで参加しやすいこの時期に、ぜひ、一度検討されてみてはいかがでしょうか。

当社主催のWebセミナー・工場見学につきましては、下記URLにて随時ご案内を差し上げています。

もしよろしければ、こちらをご確認ください。

https://www.techs-s.com/event

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榊原 由佳(さかきばら ゆか) IT経営プロジェクト

2014年入社。

中小企業診断士 2020年5月登録。

入社以来、中小製造業様向け生産管理ソフト「TECHS」の
カスタマーサポート部において、サポート業務に従事。
TECHSに関するお客様からの様々な問い合わせやトラブルの対応を行い、
システムの安定稼働を通して、業務改善を支援しています。