コラム

第7回 「PDCAサイクルを具体的に回す方法」 古川 祐介2017.10.02

今回のテーマは、PDCA。
とてもメジャーな管理手法ですから、言葉として知らない方は少ないと思います。

P=Plan(計画)/ D=Do(実行)/ C=Check(評価)/ A=Act(改善)ですね。

今回は少し、ビジネスから脱線して、ある例を取り上げて、お話したいと思います。

 

 

 

私は趣味で、

・ロードバイク 10年 (月間距離200~300km)
・ランニング 最近初めて3か月 (月間距離50~100km)

を続けています。



なぜ、続けられるのか?

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それは、『正しくPDCAサイクルを回して楽しんでいるから』だと思います。

 

それでは、
皆様にも馴染みやすく、私も初心者であるランニングを例に挙げて、お話を進めます。

 

 

ランニングを開始した頃は、適当に軽く走っていました。
スマホのアプリで計測すると、1kmあたり6分ペースのジョギングペースでした。


その後、『サブ3.5』『サブ4』『サブ5』という言葉を初めて知りました。
『サブ3.5』はフルマラソン3.5時間以内、『サブ4』は4時間以内、『サブ5』は5時間以内に走れる人だそうです。

私は6分/kmペース、仮にこのペースでフルマラソンを走ると253分掛かりますから、『サブ5』以上は確定ですね。

残念ながら遅いです。
 

 

じゃあ、速く走れるようになりたいけど、どうやって『サブ3.5』を目指すか?
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計算上は、『サブ3.5』は、1kmあたり4分58秒で走る必要がありますから、

今より1kmあたり1分以上の短縮が必要です。
頭では理解出来るのですが、どうやって走ればいいのか分かりませんね。
今より、「ハァハァ、ゼェゼェ」追い込めばいいのでしょうか?
そんな苦しい事、長続きしませんよね。

 

 

ここで、〈ツール〉の登場です。

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既にロードバイクでは、
ツール(GPS付きのサイクルコンピュータ)を使って成果が出ていましたので、
通常、初心者には必要が無いのですが、迷わずランニング用にもGPSウォッチを導入しました。

このランニングウォッチは、
スピード・ペース(1kmあたりの時間)・ピッチ(1分あたりの歩数)・ストライド(1歩あたり歩幅)・

心拍・体の上下動・足の接地時間が分かります。

 

ここから【計画】です。

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「走る」を分解すると、

ピッチ(1分あたりの歩数)×  ストライド(1歩あたり歩幅)でスピードが決まります。
速く走るには、
・ピッチを上げるか?
・ストライドを伸ばすか? をしなければなりません。

6分/kmペースの当時の私を計測すると、
ピッチ175回転 × ストライド0.94m でした。
まず、【現状把握】ですね。

『サブ3.5』の4分58秒/kmペースで走ろうとすると、
ピッチ185回転 × ストライド1.10m で走る必要があります。
次に、【目標】が立ちました。

つまり、
今よりもピッチを10回転上げる、
今よりもストライドを0.16m伸ばす、が【計画】として数値化することが出来ます。


 

ここから【実行】です。

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今よりピッチを上げる。
これは、ランニングウォッチにピッチ音が鳴る機能があるので、
ピッチ音に合わせて歩数を刻む事に注力します。

今よりストライドを伸ばす。
今よりまず、半歩分、遠くに着地しようと意識し始めました。
 

 

ここから【評価】です。

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こんな事を気にしながら3か月続けてみたら、
最近では、ピッチ180回転 × ストライド1.00m で走れるようになって、
1kmあたり5分30秒で走れるようになりました。


 

ここから【改善】です。

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【計画】に対して、ピッチは5回転不足、ストライドは0.10m不足しているものの、

3か月で1kmあたり30秒縮まりました。
もう3か月続けたら、更に30秒縮まって、『サブ3.5』ペースで走れるんじゃないかな? 

このまま続けよう、と期待が持てるようになりました。
こうなると、楽しく続けられるし、仕事を早く終えて時間捻出して頑張ろうと思うし、

何より自主性が高まり、更に工夫や知恵が生まれますよね。

さて、本題に戻ります。

皆様の会社はいかがですか?

 

・製造原価を●●%低減する。
・不良率●●%削減。
・納期遵守
・リードタイム短縮 など、【目標】が掲げられていると思います。
 

これらの【目標】だけでは、PDCAサイクルは回りません。
 

 

具体的には、〈ITツール〉を活用して、データを収集して【現状把握】をする。
傾向を分析して、【目標】を細分化して【計画】という数値にすることで、PDCAサイクルが動き出します。

 

 

本号のまとめです、

PDCAサイクルのきっかけを作りたい企業様、
PDCAサイクルの強化を目指す企業様、
生産管理システム「TECHS」の活用が、PDCAサイクルの循環をご支援いたします。
ぜひ、「TECHS」の活用をご検討ください。

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氏名:古川 祐介(ふるかわ ゆうすけ)

所属:(株)テクノア TECHS事業部 本社営業課

TECHSを導入検討いただく企業様に訪問し、
ヒアリング~課題抽出~課題解決提案をおこなう部門で、
本社営業課の管理者を務めさせていただいております。

TECHS営業課は、生産管理に課題を持つ多くの製造業様にお伺いします。
そこで見たり、聞いたり、感じた実際の事例と、
中小企業診断士の取得で得た知識を重ね合わせて、
改善ノウハウを、理論的に分かり易く、お伝えしてまいります。
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