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郵送発注からの脱却!75時間/月の工数削減によりデータ分析や取引先とのコミュニケーション強化に集中

京セラみらいエンビジョン株式会社 様
京セラみらいエンビジョン株式会社

左から 管理本部 経営管理部 大崎様、影山様、
管理本部 総務部 資材課 滝井様、押見様、冨田様

京セラみらいエンビジョン株式会社様(以下、KCME様)は、通信エンジニアリング・ITソリューションを通じて、格差なく住み続けられるまちづくりを目指しています。
同社では従来、発注書の郵送・納期確認や入荷受入時の伝票確認など、発注・受入業務における人的コストの高さが課題となっていました。
この課題を解決するため、デジタル化に踏み切りました。

【今回お話を伺った方】
管理本部 経営管理部 副部責任者 大崎洋平 様
管理本部 経営管理部 経営管理課 経営管理 係責任者 影山大輔 様
管理本部 総務部 資材課 課責任者 冨田貴士 様
管理本部 総務部 資材課 資材 係責任者 押見夏奈 様
管理本部 総務部 資材課 資材 滝井万葉 様


           
京セラみらいエンビジョン株式会社
CLIENT PROFILE
商 号京セラみらいエンビジョン株式会社
所在地〒108-0073 東京都港区三田3-5-19 住友不動産東京三田ガーデンタワー 20F
設 立2011年4月
資本金493,989,000円
従業員数353名
事業内容ネットワークインフラの提供、ソリューションプロダクトの開発・提供、デバイス製造・販売
ホームページhttps://www.kcme.jp/

格差なく住み続けられるまちづくりに貢献したい

-KCME様の事業内容を教えてください。
押見様:「『Data PlatformとNetwork Solutionを核に、格差なく住み続けられるまちづくりに貢献するグローバルカンパニーを目指す』というビジョンを掲げています。このビジョンを具現化するため、まちづくりの課題である、通信・安全・医療介護・教育・交通物流・人口減少・地域経済の7分野の解決を目指し、ネットワークインフラの提供やソリューションプロダクトの開発・提供、デバイス製造・販売を行っています」

コスト感と取引先の導入しやすさが決め手

-導入の背景ときっかけを教えてください。
大崎様:「購買業務の発注、受入工程で多くの手作業が発生しており、定型業務をこなすことが主な仕事になっていました。それで、ペーパーレス化・効率化することで人にしかできない業務に注力したいと考えていました。例えば発注業務では、注文書面を印刷し、封入を確認、郵送手続きまでを全て手作業で行っていました。そのため、業務負荷の高さに加えて、送付ミスや郵送事故が発生することもあり、解決策を探していました」

-入荷受入業務でも、業務の煩雑さに悩んでおられたそうですね。
大崎様:「はい、当社では納入時に指定伝票の返送を必須としているのですが、受入内容を一つ一つ確認し、基幹システムに入力する作業を負担に感じていました。そして郵送事故が発生すると、受入物がどこにあるのか社内外に確認を取る必要があり、『いったいどこにいってしまったのか』と頭を悩ませることがありました。そのため、早期に情報の可視化とペーパーレスを進めたいと考え、費用対効果が高いと期待されるBtoBプラットフォームを導入することにしました」

-導入の決め手となったのはどのようなところでしょうか。
大崎様:「必ずしもシステム導入にこだわっておらず、様々な方法を検討していましたが、コストパフォーマンスや業務手順の進めやすさを考慮してBtoBプラットフォームの導入を決めました。当社は建設業法に対応するため、同時に注文請書の電子化も考えていましたが、それも『BtoBプラットフォーム 契約書』で実現でき、かつ『受発注 for 製造業』と同じID・パスワードで使用できる点も良かったです。 取引先に複数のプラットフォームを導入してもらわずに済むので、便利だと思いました。また、取引先側の導入コストが小さく、取引先への負担を心配しなくて済むことも大きな安心材料でした」

地域課題解決プラットフォーム「しらせあい」

地域課題解決プラットフォーム
「しらせあい」

EV充電モニタリング プラットフォーム 「EMOVision」

EV充電モニタリングプラットフォーム「EMOVision」

発注書送付ミス、郵送事故ゼロにより精神的ストレスから解放

京セラみらいエンビジョン株式会社 発注業務の様子

発注業務の様子

-取引先様の反応はいかがでしたか。
押見様:「導入にあたり取引先の協力は不可欠でしたが、多くの取引先に賛同いただけました。初めは賛同いただけない方もいらっしゃいましたが、丁寧にご説明することで承諾いただき、今では約95%以上の取引先に利用していただいています。工数を大幅に削減できたことはもちろんですが、何より送付ミスや郵送事故が発生しなくなったことで、精神的ストレスから解放されました。BtoBプラットフォーム導入後は、発注後すぐに仕入先が内容を確認できます。郵送トラブルの原因究明にかかる無駄な時間がなくなり、コミュニケーションがスムーズになりました」

新たにデータ分析や取引先の個別訪問に取り組みながら、残業時間を67%削減

-BtoBプラットフォーム導入後、どのような効果がありましたか。
押見様:「発注、受入にかかる工数を大幅に削減できました。例えば、発注処理におけるFAX送信・メール送付の工数は月6時間がゼロに、郵送書面の開封・確認作業の工数は月28時間から1時間に短縮されました。また、検収確認依頼についても月30時間から15時間へと半減しています。BtoBプラットフォームで発注から検収までの状況を全て確認できるため、郵送によるタイムラグがなくなり、締日前の納入にも対応できるようになりました。その他にも転記作業や取引先の状況確認作業の効率化で、約27時間の時間短縮ができました」

-コンプライアンスの観点でも改善はありましたか。
大崎様:「下請代金支払遅延等防止法・建設業法に基づく適切な支払管理を行うためには、納品状況の正確な把握が重要です。しかし、当月納品の情報が締日後に届き、支払の締処理に間に合わないと気づき、慌てて対応することがありました。BtoBプラットフォームでは出荷の有無と納品状況をリアルタイムで確認できるため、締日前に余裕を持って確認・連絡を取ることができるようになりました」

-工数が削減されたことによって、業務内容に変化はありましたか。
冨田様:「定型業務に追われなくなった分、原価が適正か、売上に結びついているかなど、データの分析に時間を割けるようになりました。また、新たに取引先への個別訪問を始め、交渉や今後の取引などの深い話ができるようになりました。昨今は物価が上昇しており、以前の相場とは異なっています。そのため、当社の発注価格が適正であるかどうかや、サポートできることはないかを伺いながら、取引先とWin-Winの関係を築きたいと考えています」

-働き方に変化はありましたか。
押見様:「今回の取り組みを始めたことで、今までは月平均30時間あった残業が平均10時間まで減少し、今では皆で定時に終わることを目標にできるほど働きやすい環境になりました。また、これまでは発注書のダブルチェックのために毎日必ず2人以上出社し、部署内で出社日を調整する必要がありましたが、紙を扱う件数が格段に減ったため、場所を問わず柔軟に発注業務を進められるようになりました。弊社は受発注に限らず多岐にわたる業務のデジタル化を進めていきたいと考えています」

≪取材にご協力いただき、ありがとうございました。福光(2025年6月)≫
※部署、役職、内容等は、すべて取材当時のものです。

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