受注から請求までの一元管理で、事務工数を大幅削減

株式会社テヅカ 様
シュレッダープラント(スクラップ処理機械)

リサイクル技術で資源循環型社会への貢献を目指すリサイクル機器メーカー

株式会社テヅカ様は、国内シェア3位を誇るリサイクル機器メーカーです。1992年の設立以来、金属スクラップ処理機械をはじめとするあらゆるリサイクル機器の製造・販売・修理に携われてきました。
「資源循環型社会に対しリサイクル技術で貢献する」という経営理念のもと、「自然との共生と調和」にこだわり、リサイクル法に対応した資源の有効活用に取り組まれています。
「切断」「圧縮」「破砕」「選別」「搬送」など、多岐にわたる機能で、様々なニーズに対応できることが大きな強みです。

【今回お話を伺った方】
総務部 課長 中村嘉文様
サービス課 佐藤由紀様
生産管理部 山下鈴香様


           
株式会社テヅカ
CLIENT PROFILE
商 号株式会社テヅカ
所在地福岡県古賀市
設 立1992年6月
資本金4,812万円
従業員数31名
事業内容スクラップ処理機械の製造・販売、リサイクルプラントの コンサル・エンジニアリング
ホームページhttps://tezuka-group.co.jp/

TECHS-S Ver.6へのバージョンアップを機に、業務フローの見直しを実施

中村様:「当社は、2007年にTECHS-S Ver.3を導入し、活用してきました。
当時は販売管理オプションを導入しておらず、売上や請求情報は、営業、生産管理、経理の各部門が別々にExcelで管理していました。そのため、データの二重入力や、部門間で情報の連携不足などの問題がおきていました。
その後、2022年のサーバー入替に伴い、TECHS-S Ver.6(以下、TECHS)にバージョンアップしました。それを機に、業務を見直し、TECHSでデータを一元管理したいと考え、販売管理オプションを導入しました」

受注から請求までの一元管理で、事務工数を月20時間削減

中村様:「販売管理オプションを導入する際に、各部門の業務フローを見直し、入力ルールの徹底を図りました。その結果、受注から売上、請求までのデータがつながり、売上や請求の事務工数を、月に約20時間削減できました。これにより、部門間の情報連携も大変スムーズになりました」

佐藤様:「以前は、生産管理部門から紙で提供された情報を、経理が別のシステムに手入力していました。そのため、請求書を一から手入力で作成する必要があり、入力ミスも発生していました。また、追加請求や金額変更の際に、生産管理部門から経理にその情報が伝わらないことがあり、2カ月に1回程度請求漏れが発生していました。
今は、営業部門や生産管理部門が入力した売上データを、そのまま請求データとして使用できます。これにより、二重入力の手間がなくなり、転記ミスや請求漏れも一切なくなりました」

山下様:「以前は、生産管理部門が請求書の内容を確認したい場合、経理に出向いて紙で確認する必要がありました。今は、わざわざ足を運ばなくても、TECHSの画面を見れば、すぐに確認できます」

部品表作成時間を月40時間短縮

佐藤様:「バージョンアップ後は、ExcelからTECHSにデータをコピー&ペーストできるようになりました。これにより、部品表の作成時間を月40時間短縮できました。バージョンアップ前は、設計部門が作成した部品表を見ながら、管理部門がTECHSに手入力していたため、時間がかかる上に、度々入力ミスが発生していました。現在は、Excelの部品表データを項目ごとにコピーし、TECHSにまとめて貼り付けできるため、入力ミスがなくなりました」
部品表の作成時間を大幅に短縮

部品表の作成時間を大幅に短縮

原価項目の見直しとデータ分析で、見積積算精度が向上

佐藤様:「他にも、案件ごとの原価を集計しやすくするため、原価項目を見直しました。また、EUC Toolで、過去の原価データもすぐに確認できるようになりました。その結果、精度の高い原価分析が可能になり、見積精度も向上しました。また、取引先に対しても、根拠のある見積金額を提示できるようになりました」

EUC Toolで原価明細を確認

EUC Toolで修理履歴を確認し、メンテナンス提案に活用

佐藤様:「EUC Toolは、他にも様々な場面で活用しています。
当社は、製品をベストなコンディションで長くご使用いただけるよう、メンテナンスや補修にも力を入れています。EUC Toolで、工事毎の販売履歴、修理履歴や訪問履歴を確認し、次回のメンテナンスの提案など、新規受注につながる情報として活用しています。
また、納期遅れを防止するため、発注残を確認するようにしています。納期遅れがある仕入先に対しては、帳票設計機能で作成した、納期確認依頼書を送付しています」

BtoBプラットフォーム で発注書のペーパーレス化を実現

佐藤様:「BtoB プラットフォーム 発注連携オプションの活用で、発注業務も効率化しました。Web上で発注が完了するため、発注書の印刷や送信の手間がなくなり、ペーパーレス化が実現しました。また、仕入先からの単価、納期回答もWeb上で確認できるため、問合せ工数も減りました」

サポートセンターを積極的に活用し疑問点を解決

佐藤様:「TECHSの操作方法やEUC Toolの活用方法で困った時は、テクノアのサポートセンターを積極的に活用しています。大まかな内容を伝えても、いつも的確なアドバイスをいただけます。口頭で伝わりにくい場合は、サポートセンターの担当者が、こちらの画面をリモートで操作しながら、説明をしてくれるので、大変分かりやすいです」

今後の展望

中村様:「現在、機械製作の予実管理は、生産管理部長が専任で行っています。今後は、これらの情報を生産管理部門の全ての担当者に展開し、原価や利益を意識しながら仕事ができるようにしていきたいです。
また、BtoBプラットフォーム発注連携を、より多くの仕入先に展開し、発注業務の効率化に取り組んでいきたいです」

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