TECHS-BKにより 納期遅れが8~9割減った
有限会社和泉野技研 様精密機械部品の加工はお任せください
有限会社和泉野技研は1983年に先代社長の関根榮一氏が個人営業を開始し、翌1984年にワイヤー放電加工を主業務とした有限会社和泉野技研を横浜市戸塚区にて設立した。その後2001年には現在の藤沢市土棚に新工場を建設し移転を行っている。
ワイヤー放電加工機は微細な加工が可能なため、同社ではマイクロチップやLEDなどの検査に使われる装置の中核部品を主に製造している。また、自社の強みを活かすため積極的な設備投資を行い、現在ではワイヤー放電加工機を6台保有するに至っている。
その他にも、製品検査のための専門の部門と検査設備を設置し、品質向上に努めている点からも、同社の品質に対する積極的な姿勢がうかがえる。
商 号 | 有限会社和泉野技研 |
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所在地 | 神奈川県 |
設 立 | 1983年2月 |
資本金 | 500万円 |
事業内容 | 精密機械部品製作(電子部品省力化設備装置の主機能部品) ワイヤー放電加工・放電加工・平面研削加工・マシニング加工 |
ホームページ | https://izuminogiken.co.jp/ |
事務作業が大幅に減り、業務のスピードがアップ
同社では生産管理システム『TECHS-BK』を導入する前は、Excelで管理を行っていたため事務処理が非常に大変だったという。
「以前は注文が来るたびにExcelに入力していたので非常に時間が掛かっていましたし、受注の管理も苦労していました。
『TECHS-BK』ではEDIデータを取り込める機能がありますので、わざわざ入力しなくて済むようになったので楽になりましたし、現場への指示がすぐに出せるようになったので、非常に業務のスピードが上がりました。」
納期遅れが8~9割減りました
同社の請け負う仕事は納期が1日~数日と非常にタイトなものが多いという。
「以前は進捗を確認したい時には現場に行き、1工程目から聞いてまわらないとわかりませんでしたから、納期が遅れていても気付くこともできないという状態でした。
それを何とかしたかったので『TECHS-BK』と同時にバーコードハンディターミナルを5台購入して現場に設置しました。現場で進捗状況を入力してくれますので、事務所からリアルタイムに進捗状況が見られるようになりました。遅れがでている工程を簡単に見つけられるので、現場に的確な指示が出せるようになりましたから、お客さんに納期遅れの連絡を入れる回数が8~9割は減りましたよ。
以前は、加工経験者が見積書を、過去の実績と加工手順で算出して作成していましたが、現在では、多くの貯まった実績を照らし合わせることにより、見積精度が上がっていると思いますよ。」
図面管理ソフトと連携
「図面管理には富士ゼロックス社製の『DocuWorks』を利用しています。『TECHS-BK』の最新バージョンでは標準で連携できるとの事でしたので、最近ソフトのバージョンアップと端末を4台増やしました。
お客様から問合せがあった時にぱっと図面を開いて形状を確認しながら話ができますので、お客さんをお待たせしなくなりました。」
運用の工夫で品質向上に役立てています
『TECHS-BK』を使いこなしてきた同社は工夫して運用しているという。
「加工中に起こった注意事項などの情報を作業指示書の備考欄に書かせるようにして、作業が完了してからその内容を品番マスタに入力しています。そうする事で次に同じ注文が来たときに作業指示書にその内容が記載されますから、加工ミスを防ぐことができるんです。」