全社活動の中での『TECHS-S』 導入と活用が業務改善成功のカギ

光洋電機株式会社 様

品質・信頼度を重視した各種配電盤を設計・製造

東京都品川区に本社を構える 光洋電機様は1952年に設立以来、確かな品質の製品をお客様に提供し続けることで、多くのお客様から信頼を得ています。
事業活動を継続する中で、業務体質改善の必要性を感じた光洋電機様は、2013年9月『業務改善タスクフォース』部門を立ち上げました。
今回、『TECHS-S』の導入に尽力された俊様(業務改善タスクフォース)と藤田様(営業)にお話を伺いました。
藤田様は、導入前に抱えていた課題について「『TECHS-S』を導入する前、受注と売上は管理ができていましたが、各受注の原価情報について分析ができませんでした。
そのため『なぜこれだけ原価がかかっているのか?』を調査したり、改善案を出すこともできませんでした。
他にも、Excel管理による情報の属人化、二重入力の手間等の課題もありました。」と、語ります。
このような課題を抱えていた光洋電機様が、『TECHS-S』の導入を決めた理由を俊様に伺いました。
「何点かチェックポイントを設けて、総合力で『TECHS-S』に決めました。
特に”見える化”を業務改善活動のキーワードとして掲げていた私たちには、情報の一元管理と共有ができる点が魅力的でした。他にも、多くの導入実績、他社と比較した際の価格も導入を決めた理由です。」


           
光洋電機株式会社
CLIENT PROFILE
商 号光洋電機株式会社
所在地東京都
設 立1952年4月
資本金4,800万円
事業内容受配電盤、自動制御盤、分電盤の設計・製造・販売
ホームページhttp://www.koyo-pb.co.jp/

改善活動の中心には業務改善タスクフォースと『TECHS-S』あり

光洋電機様の改善活動では、業務改善タスクフォースと『TECHS-S』が密接にかかわっています。現在、コスト削減活動にも、『TECHS-S』のデータを有効活用しています。

データ検索が簡単になりお客様対応もスピーディーに

光洋電機様は、『TECHS-S』を基幹システムとして活用する為、旧システムから受注データを移行しました。
「データ移行以前は、注文情報の詳細を確認するために、3~4日かけてサーバー上のデータや資料を探していました。今は『TECHS-S』で、すぐに注文情報や関連資料保存先の検索ができます。その結果、お客様への問合せ対応工数も削減できました。」と、藤田様は語ります。

データを活用し、成果・効果を出している部門を評価

システムの効果を実感してもらおうと、俊様は様々な取組みを行いました。
「システムを導入するだけで成果を上げることは困難です。導入を機に、運用ルールや仕組みを見直しました。
『TECHS-S』導入後の運用マニュアル作成や、データを活用した評価の一環として、自社オリジナルのスコアカードをExcelで作成しました。
当月達成できた事等の成果や目標の”見える化”は、各部門のモチベーションアップにも繋がりました。」

『TECHS-S』導入後、在庫管理が劇的に変化

在庫管理では、データの“見える化”とともに、棚の整理整頓などの直感的に感じられる“見える化”(景色替え)も実施しました。
「『TECHS-S』導入を機に、在庫管理の方法も変えています。例えば、棚や各種帳票にバーコードをつけて、棚卸業務を大幅に効率化しました。
その結果、以前は期末に1か月近く費やしていた棚卸処理が、今は1か月に1度3~4日で完了できます。
短いサイクルで、かつ定期的な棚卸を行えるので、正確な在庫数が把握できるようになりました。他にも、不動在庫の分析により無駄な死蔵品在庫の圧縮にも成功しました。」

継続的な改善活動でさらなる「利益体質」を目指す

会社全体で継続した改善活動を実施中の光洋電機様。今後の活動について、次のように語っています。
「営業としては、受注情報の取込(EDI)を終え、設計と協力して部品表の取込(CAD連携)が進行中です。
これらによる二重入力の工数削減も進んでいます。また、材料原価チェックや、各種残管理ができるようになりました。
今後は、より詳細な原価分析を行い、正確な見積作成・予算設定なども行えるようにしたいと考えています。
他にも、取り組みたい改善内容がたくさんあります。『TECHS-S』の機能やデータを活用しながら、引き続き改善活動に取り組んでいきたいですね。」と、俊様、藤田様お二人とも笑顔でお話しいただきました。
TECHSを活用した改善活動、大いに期待しています。

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