アナログ管理、属人化から脱却。受注2倍増にも対応可能に
有限会社江口麺機製作所 様導入企業様
USER PROFILE
創業96年の総合開発力、海外のラーメン文化も支える製麺機メーカー
東京都墨田区の有限会社江口麺機製作所様は、1929年創業の長い歴史を誇る、業務用製麺機の専門メーカーです。『キラリと光るモノづくり』をモットーに、自社開発、製造、販売、保守までを一貫して手掛け、国内外の食文化を支えています。
製麺機械の開発・製造で培われた高い技術力を強みに、生産ラインの構築からトラブルシューティング、食品ロスを抑制するオリジナル制御まで、幅広く対応されているのが特長です。近年では、国内の省力化需要や海外ラーメン市場の拡大を背景に、受注を大きく伸ばされており、少人数ながらも高い開発力で、大量生産を行う大手製麺メーカーからも厚い信頼を寄せられています。
【今回お話を伺った方】
代表取締役社長 江口 忠宏 様(中央)
常務取締役 島本 かおり 様(右)
工場長 原 武史 様(左)

| 商 号 | 有限会社江口麺機製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都墨田区本所1丁目21-2(本社) |
| 設 立 | 1969年1月 |
| 資本金 | 300万円 |
| 従業員数 | 9名 |
| 事業内容 | 製麺機・包装機の開発・製造・販売・保守 |
| ホームページ | https://www.eguchimenki.com/ |
| 導入前の状況・課題 |
| ●Excelでの請求業務は時間がかかり、ヒューマンエラーも発生 ●手書き台帳による前受金管理の煩雑さとミスのリスク ●社長・工場長の持っている情報が共有されず属人化のリスク |
| 主な改善効果 |
| ●受注2倍増にも対応!月次処理工数を月12時間削減 ●入金管理の精度向上とキャッシュフローの健全化 ●情報を一元管理し、誰でも状況を把握できる体制を整備 |
深刻化する属人化と納期遅延、事業承継を見据えた決断
島本常務:「TECHS-S NOA(以下、TECHS)導入前は、正式な受注進行表もなく、重要な情報は社長や工場長の頭の中だけにあり、属人化が深刻な状態でした。人手不足による納期遅延も多くありました。事業承継を控える中、原価高騰も重なり、感覚に基づく経営に危機感を持っていました。東京都中小企業振興公社への相談を機に一貫システムの導入を決意し、サーバー管理が不要で、DXの知見がなくても運用しやすいクラウド型パッケージである点に魅力を感じ、TECHSを選びました」
DXの不安を希望に変える、テクノアの伴走支援と学びの場
島本常務:「正直、私たちのような小規模事業者にとって、DXは不安だらけです。だからこそ、テクノアさんの手厚いサポート体制には本当に助けられています。導入当初は分からないことの連続で、1日に何度も電話したこともありましたが、導入担当の方は私たちの歩みに合わせて、諦めることなく、根気強く支援してくださいます。サポートセンターに連絡すれば、最終的には必ず答えにたどり着けるという安心感も大きいですね。
また、システムだけでな く『TMS』(TECHSユーザ様向けの無料講習会)のような学びの場を提供してくれる点も、大きな魅力だと感じています。なかでも『戦略MGマネジメントゲーム®』という講座は、会社の限られた資源の配分や経営のバランス感覚を肌で感じられる、まさに目から鱗が落ちるような体験でした。これは全社員に受けてほしいと心から思います。
そして何より心強かったのが、そうした場で生まれる他のユーザー企業様とのリアルな交流です。『従業員が15名を超えると専門部署が作れて会社が楽になるよ』といった生の声は、漠然と20名体制を目指している私たちにとって、具体的な道しるべとなり、大きな希望になっています」

戦略MGマネジメントゲーム®
受注2倍増にも対応
月次処理工数を月12時間削減
島本常務:「導入して、まず効果を実感しているのが請求業務です。以前のExcel管理では、計算ミスなどのヒューマンエラーが悩みの種でした。TECHS導入後は、システムが正確に集計してくれるので、確認や手直しの時間が不要になりました。結果として、月次処理にかかる工数は月12時間も削減できたのです。
ありがたいことに、受注件数が倍増する中でも、人手は増やさずに請求処理はわずか2日間で完了しています。もしこれが以前の手作業だったら…と考えると、月末は何日も事務所に缶詰めになっていたはずです。この効率化で生まれた時間を、より付加価値の高い業務に使えるようになったのは、会社にとって本当に大きな進歩だと感じています」

TECHSで請求業務の効率化に成功
手書き台帳からの脱却。入金管理の精度向上とキャッシュフローの健全化
島本常務:「私たちの業界では1,000万円単位の長期・高額案件も多く、必ず前受金をいただいております。以前はこれを分厚い手書き台帳で管理しており、確認作業の度に人的ミスの懸念が絶えませんでした。
それがTECHSでは、受注情報と紐づけて一元管理できるため、都度台帳をめくる必要がなくなりました。これにより、入金管理の精度は格段に向上。キャッシュフローの健全化にも大きく貢献しています」
システムを羅針盤に。少人数で高生産性を実現する未来への挑戦
島本常務:「請求業務で大きな成果は出ましたが、まだシステムを十分に活用しきれていないのが現状です。現在は、最優先課題である部品表(BOM)の整備に注力しています。これが、感覚的な原価管理から脱却し、利益を正確に追跡するための経営基盤となると考えているからです」
原工場長:「現場のメンテナンス業務においても、TECHSによる記録の一元管理が属人化の解消に繋がっています。メンテナンスで使用した部品の履歴を部品表に登録しています。今後はデータベースをさらに充実させ、経験の浅い担当者でもベテランと遜色のない対応ができる、業務の標準化を目指していきたいです」
島本常務:「DX化はまだ道半ばです。だからこそ改革の手を緩めることはできません。TECHSを自社の情報基盤と位置づけ、部品表整備から工程管理、日程計画へと活用を広げれば、全社の効率化は大幅に進むと確信しています。このシステムを羅針盤に、少人数でも高い生産性を実現する体制で、次の100年を見据えています」



