TECHS-BKで企業イメージUP さらに付加価値のある仕事にシフト

白井興業株式会社 様
製缶加工(溶接の様子)
代表取締役社長 白井 博之 様

見積り作成にかかる時間と精度に課題を抱えていた白井興業株式会社様(以下、「白井興業様」)。また原価計算のための日報集計の精度に不満がありました。
生産管理システム「TECHS-BK」を導入することで、社長が作成していた見積りにかかる時間が半減し、社長本来の仕事へシフト。原価集計の精度も向上し、管理体制をアピールすることで、企業のイメージUPにつながりました。

【今回お話を伺った方】
代表取締役社長 白井 博之 様


           
白井興業株式会社
CLIENT PROFILE
商 号白井興業株式会社
所在地山口県光市
設 立1948年6月
資本金1,000万円
従業員数33名
事業内容製鉄機械を中心とした各種プラント関連 機械設備の修繕加工及び部品製作、機械・製缶加工、及び各種装置等の設計・製作・組立・据付工事
ホームページhttps://shirai-kk.co.jp/

緊急対応力と設備力で、お客様のご要望にワンストップで対応

白井興業様は、1948年に建設業を主な事業として設立されました。その後、鉄工業にも進出し、近隣に製鉄所が建設されたのを契機に、製鉄関連機械の部品製作や補修のための機械設備を拡充し、製鉄関連の事業に転換しました。
2008年には、「中小企業経営革新法」に基づく経営革新計画の承認を受け、レーザー加工機を導入し、設備の拡充を進めています。
同社は、製鉄業の装置補修、修繕対応で培われた「緊急対応力」と、各種加工機をそろえた「設備力」が特長で、これによりお客様の要望にもワンストップでスピーディに対応できる体制を確立し、お客様からの厚い信頼を得ています。
今回は、社長の白井様にお話をお聞きしました。

見積り作成の時間短縮と属人化の排除が課題

「とにかく見積り作成に膨大な時間がかかっていました。作業時間は、営業それぞれの経験値から出したり、現場の作業者に聞いたりして積算していました。その当時も作業日報は書いていましたが、作業時間の計測のルールが曖昧で、作業者によってまちまちでした。また手作業での集計のため結果にミスが多く、せっかく集計した作業時間を使うことが出来ない状態でした。
作業時間の集計の手間を減らし精度を上げ、かつそのデータを活かすことと、そして見積り作成が速く正確に誰でもできるようにすることが、当時の問題点でした。
そんな時、テクノア社から営業アプローチを受けて、資料を送ってもらい、検討がスタートしました。
『TECHS-BK』は、今までの当社の流れを大きく変えずに運用可能という点と、突発的な物件にも柔軟な対応ができそうだという点を評価し、2007年12月導入、2008年4月から本稼働となりました。」

原価を正確に把握し競争力UP 作業者の動機付けにも活用

「『TECHS-BK』を導入して、類似品の見積りに関しては半分の時間で精度良く作成できるようになりました。新規品についても、類似物件を探して見積もるので、精度が上がり、赤字物件が激減しました。また、原価が把握できているので、競争力の高い価格をお客様に提示でき、受注率もUPしました。
『TECHS-BK』から出力される類似品の作業指示書には、作業予定時間を出しています。作業者は結果をハンディターミナルで入力し、予定と実績の差を見て、個人差や使った設備の差の分析に使い、次に活かしています。このように数字の見せる化を行い、作業者のモチベーションUPに活用しています。」

コスト管理の元データとして利用

「コスト管理の元データとして、『TECHS-BK』は欠かせません。見積りと実際のコストを比較して、予定より作業時間が長い場合は、現場に理由を確認しています。原因を分析し工程を見直すといったPDCAサイクルを回すことで、値下げ要求にも対応することができます。」

高付加価値な仕事と企業イメージ作りに貢献

「今まで、営業担当者が時間をかけていた見積や作業指示の作業が、リピート品や類似実績品については他の社員でもできるようになりました。それで空いた時間は、新しい仕事のために使ったり、お客様のところに足を運ぶといった本来やりたかった営業活動に使っています。『TECHS-BK』の導入で、作業ではなく、付加価値の高い仕事に時間を割り振ることができるようになりました。
また、お客様が来社の際には、ハンディターミナルや作業指示書を使って管理していることをお見せし、企業イメージUPにつながっています。
新たに大型ディスプレイで工程管理を表示するなどして、今後も現場が見たい情報を作り、見せる化を推進していきたいと考えています。」

 

 

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