Microsoft Exchange Onlineの基本認証(SMTP AUTH)廃止と弊社製品(EUC自動メールオプション)の対応について
Microsoft社は、Exchange Onlineのクライアント送信(SMTP認証)における基本認証のサポートを2026年3月~4月に終了すると発表しました。このサポートが終了すると、基本認証(SMTP AUTH)を使用したメールの送信ができなくなります。
つきましては、TECHSシリーズにおいて影響を受ける機能および対応予定について以下の通りご案内いたします。
また、今後の対応を円滑に進めるため、お客様のご利用状況に関するアンケートへのご協力をお願いしております。
お手数ではございますが、ご確認、ご回答いただけますようお願い申し上げます。
- 参考:Microsoft社情報
1. Exchange Online基本認証(SMTP AUTH)をご使用の場合の影響および対応予定
お使いのメール環境がExchange Online基本認証(SMTP AUTH)をご使用中の場合の、各製品の影響範囲、OAuth2.0認証対応への製品改修予定は以下の通りです。
1-1. 影響範囲
基本認証の廃止後、以下の機能にてメール送信ができなくなります。
・EUC自動メール(オプション):スケジュールに従って設計情報の出力結果をメールで送信する機能
以下の機能は影響ありません。
・メール発注機能:発注書、検収明細書、見積依頼書のプレビュー画面から既定のメーラーに連携する機能
1-2. 製品別の影響範囲と対応予定
ご利用製品(バージョン)別の影響と対応予定は以下の通りです。
製品 | メール送信を使用する機能 | Exchange Online基本認証(SMTP AUTH)廃止の影響 | 対応予定 |
---|---|---|---|
TECHS-S Ver.6.X | メール発注機能 | 影響なし | 対応不要 |
EUC Tool Ver.5 自動メールOP | 送信できなくなります | 改修予定なし ※1 | |
TECHS-BK Ver.3.X | EUC Tool Ver.5 自動メールOP | 送信できなくなります | 改修予定なし ※1 |
TECHS-BK Ver.5.X | EUC Tool Ver.6 自動メールOP | 送信できなくなります | 製品改修予定(2025年10月頃) ※2 |
TECHS-S NOA | メール発注機能 | 影響なし | 対応不要 |
EUC自動メールOP | 送信できなくなります | 製品改修予定(2025年12月頃) ※2 | |
EUC Tool Ver.6 自動メールOP | 送信できなくなります | 製品改修予定(2025年10月頃) ※2 |
※1 改修予定なしの製品でExchange Online OAuth2.0認証対応が必要な場合は、個別にご相談ください。
※2 OAuth2.0 認証対応予定の製品につきましては、改修版のリリース予定が確定しましたら本ページを更新いたします。
【ご注意】
他のメールサービスにおいても今後SMTP認証が廃止される可能性がありますが、現在、弊社製品ではExchange Online以外のOAuth2.0認証対応は予定しておりません。
本件の対応版のご提供は、TCSSまたはソフトウェア保守をご契約中のお客様が対象となります。
製品保守が終了している製品は、本対応の対象外となります。あらかじめご了承ください。
2. EUC自動メール環境設定の確認方法
EUC自動メールの環境設定が以下で設定されている場合、Exchange Online基本認証(SMTP AUTH)で送信している可能性があります。貴社システムご担当者様にご確認ください。
SMTPサーバー名:smtp.office365.com かつ ポート番号:587 または 25
≪確認方法≫
※EUC自動メールを実行している端末でご確認ください。
1.[スタート]-[テクノア EUC Tool](または[Technoa TECHS-S NOA])-[EUC Tool 自動メール]を起動します。
2.「環境設定(E)」をクリックします。
3.SMTPサーバー情報「SMTPサーバー名」「ポート番号」を確認します。
3. ご利用状況に関するアンケートのお願い
EUC自動メールオプションをご導入のお客様は、お手数ですが以下のアンケートへご協力をお願いいたします。 環境やご利用状況によっては、個別に弊社担当からのご連絡やバージョンアップのご提案をさせていただく場合がございます。