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用語集
有償支給品
ゆうしょうしきゅうひん
Onerous Supply Item
外注先に加工を委託する場合、有償で支給される加工の材料などの事です。
無償支給の場合、加工賃のみの支払になりますが、有償支給の場合、加工完成品を材料費込みで買い取る形になります。
有償支給品の所有は外注先となるため、材料の歩留りや仕掛品の管理について、外注先に責任を持たせる狙いがあります。
溶接
ようせつ
welding
部材を熱や圧力もしくは両方で、必要なら溶加材を使用し接合する方法です。
材料の種類・板厚・その他様々な条件により、設備や溶接の種類は大きく異なってきます。
例えば、溶解温度の異なるスチール・ステンレスとアルミ材では、適した溶接設備も違ってきます。
・ガス溶接 :welding
可燃性ガスが燃焼する際に発生する熱を利用し、金属の接合を行う方法です。
可燃性ガスには、アセチレン、水素、LPG等が用いられ、金属を溶融し、母材とほぼ同質の溶接材を溶かし込んで接合します。
比較的熱の調整が自由で、熱により割れてしまう金属や溶融点の低い金属、薄板や非鉄金属などの溶接等に用いられます。
・アーク溶接 (電気溶接) :electric [arc] welding
アークとは放電現象の一種で、母材と電極間の間でアークを発生させ、アークが持つ高温の熱で母材と溶加材を溶融させ接合する方法です。
用途が広く、自動車、航空機、建築物、金属構造物等に一般的に使われています。
・スポット溶接 :spot welding
二枚の母材を圧着して電流を流し、その抵抗熱で金属を溶かして接合する方法です。
二枚の金属板を電極に挟み込んで接触させ、加圧しながら電流を流すと、通電された金属材料は抵抗熱を発し、局所的に溶融状態となり、電極からの圧力が加わった点状に圧接されます。
自動車ボディなどの溶接方法として広く利用されています。