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用語集

棚卸 たなおろし Inventory Clearance / Stocktaking

倉庫にて実物の在庫数を数え、帳簿上の在庫数と差がないかを確認する作業の事です。
棚卸を行う目的は大きく分けると2点あります。
一点目は、在庫がきちんと管理されているかの確認を行う事です。在庫品の入出庫情報に
記帳ミスがあると、実在庫と差が生じます。また、製造する時に在庫品が正しく揃っていない
場合も差は生じます。
在庫品を破損したのに未報告だったり、盗難、紛失のケースも考えられます。
いずれにしても、倉庫係の管理体制がきちんと行われている事を確認することが目的です。
2つ目は、財務会計的な意味で、帳簿上の在庫数と実在庫数に差異があれば棚卸差損(差益)が
生じ、会社の利益を左右するため、帳簿のデータを棚卸の在庫数に合わせなければなりません。
棚卸には、在庫の出し入れを停止させ一斉に行う一斉棚卸、何日かに分けて棚卸を順番に
行なっていく循環棚卸の2種類があります。

多品種少量生産 たひんしゅしょうりょうせいさん Large Variety Small Quantity

品種が多く、1品目当たりの生産数が少ない生産方式の事です。
生産の都度段取り替えを必要とする場合が多く、生産性が低下する傾向にあり、部品の共通化、
標準化、グループテクノロジの活用など、生産性を上げるための努力が必要となります。

タレットパンチプレス たれっとぱんちぷれす Turret Punch Press / NC= Numerical Control

プレス機械の一種で、板金加工によく用いられます。
NCタレットパンチプレスとは、円盤状のタレットと呼ばれる金型ホルダに多数の金型が
装着出来、ワーク(被加工体)を保持するクランプ等とを数値制御(Numerical Control)
を行う事で、ワークの所定の部分に、穴あけ加工、成形加工等を行う機械の事です。
1枚の板金から1種類の部品を加工する方法と、1枚の板金から複数種類の部品を加工する
ネスティング(板取)加工とがあります。前者は歩留まりが高いのが特徴ですが、加工部品が
変わる度に、数値制御プログラムを入力し直さなければなりません。後者の方は、一度の
データ入力で複数の部品が加工出来るメリットがありますが、歩留まりの問題があります。
製品により、より適した加工方法を選定し、加工を行う必要があります。

※業界では「タレパン」と呼んでいます。

鍛造プレス たんぞうぷれす forging press

金属加工で大まかな形を成型する場合に使われる成型方法の一つで、
プレス機を用いる方法です。
大まかな形を成型する場合によく比較されるのが、鍛造と鋳造です。
鍛造は金属の個体を叩いたりプレスしたりして成型するため金属組織が均一で不良が
少なく強度も鋳造よりありますが価格が高価です。
鋳造は溶かした金属を型に流して成型するため量産に向きますが、充填不良やガスが
溜まって穴(巣)ができることがあり、強度も鍛造に比べ弱いですが、安価です。

プレス機による鍛造は金型を用いることから「型鍛造」とも呼ばれ、型を用いるため
量産にも用いる事が出来ます。
鍛造プレスには、常温で鍛造を行う冷間方式、金属を再結晶以上の温度にして鍛造を
行う熱間方式、冷間方式と熱間方式の中間である温間方式があります。
歯車やガイド機器などの精密部品、エンジンの構造体などの製造に使用されています。

ダイ だい Die

プレス加工に使われる金型のうち、プレスされる方(メス型)の金型の事をダイと呼びます。
ダイは凹型であり、使われる材料は高剛性、耐摩耗性に優れた超硬が使用されることが
多いです。
ちなみに、オス型の金型は「パンチ」と呼びます。

段取り だんどり Set Up

製造を行うために必要な前準備作業の事です。
刃具・冶工具の加工物の取り付け、金型の交換、加工物の取り付け等があります。
段取りには時間がかかるので、従来では同一品目の生産数量(ロット)を大きくして
段取り回数を減らす方式が採用されていました。
しかし、在庫が増え生産変更に柔軟に対応が出来ないことから、段取り自体を簡素化する
シングル段取りが採用されるようになりました。
シングル段取りの考え方には、設備を停止して行なう「内段取り」と、設備運転中に行なう
「外段取り」に分け、機械をなるべく停止せずに済むように内段取りを極力外段取りに
移すという考えがあります。

中間組立品 ちゅうかんくみたてひん Subassembly

中間組立品(ちゅうかんくみたてひん):Subassembly

最終製品になる前の段階の組立品です。
いくつかの中間組立品や部品を組み立てることで、最終製品が完成します。

継手 つぎて Fitting

2つの部分を接合する構造の事で、機械部品や建築物の接合に使用されます。
機械部品の接合の場合は、軸同士の接合である『軸継手』、管同士の接合である
『管継手』等があります。

建築物では、鉄板、鉄骨の接合にボルトや溶接が使われます。
液体や気体等の流体配管に使われるものは流体継手と呼ばれ、カップリングや
フィッティング、ルアーロック、ジョイント、コネクタ等、様々な別称があります。

低価法 ていかほう Lower Cost Basis

資産の取得原価と期末の時価を比較し、いずれか低い方を期末の資産評価とする方法です。
この評価方法では含み損は計上しますが、含み益は計上しません。

定期発注 ていきはっちゅう

定期発注とは、一定の間隔で発注する発注方法のことです。
発注する量は、在庫量や必要量に応じて変動しますが、需要予測精度を上げることで、
発注量を抑える事が出来ます。しかし多品種・少量生産が多い昨今では使われることは
少なくなりました。

定量発注 ていりょうはっちゅう

定量発注とは、材料の量がある基準を下回ったら、一定量を発注する発注方法のことです。
この「ある基準」の事を発注点と呼びます。
発注から納品までのリードタイム中に欠品が起きると困るので、リードタイム中に消費する
在庫数を、その部品の安全在庫数に加味して発注点を決めます。
発注点発注と呼ぶこともあります。

テーピング装置 てーぴんぐそうち taping machine

チップ部品などをキャリアテープや紙粘着テープに貼り付けて巻取りを行う事をテーピング
と呼び、テープにチップを貼り付ける機械の事をテーピング装置といいます。
オペレータがチップ部品をテープに載せるとテーピングを行う半自動式と、パーツフィーダから
部品を受け取り、加工、チェック、テーピング、リール交換までを行う全自動式があります。

トヨタ生産方式 とよたせいさんほうしき Toyota Production System(TPS)

トヨタ自動車が考案した生産管理手法の事です。
自働化とジャストインタイムの2つの基本思想を柱に豊田喜一郎氏らが提唱した考えを
大野耐一氏らが体系化しました。
トヨタ生産方式では、ムダとは「付加価値を生めない様々な現象や結果」としており、
7つの無駄を定義しています。

1.作り過ぎのムダ
2.手待ちのムダ
3.運搬のムダ
4.加工のムダ
5.在庫のムダ
6.動作のムダ
7.不良を作るムダ

独立需要 どくりつじゅよう

他の品目の需要に従属せずに発生する需要の事です。
完成品需要、試験のための部品需要、サービス部品需要などが、独立需要です。
サービス部品など独立需要の購買品や製作部品は、発注書や製造指示書を出す時に、
受入(完成)倉庫を従属需要の品目と管理場所を分けて、誤って独立需要の品目が
他の自社製品の材料として使用されることが無いようにする必要があります。

土木建設機械 どぼくけんせつきかい construction equipment

ショベルカーやロードローラー、クレーンなど土木建設作業などに使用する機械の総称です。
省略して建機(けんき)と呼ばれたり、重機と呼ばれることがあります。
土木建設機械は、ほとんどが人力で行う事が難しい作業を機械化したものです。