第34回「コロナ禍の展示会はこうなっています」

第34回「コロナ禍の展示会はこうなっています」

緊急事態宣言が解除された後、初めて展示会に出展しました。
多くの実物を一度に体験できることが展示会の良さですが、
このコロナ禍での展示会がどのような状況なのかをお伝えします。

展示会名:第12回 生産システム見える化展
会期:2020年7月29日(水)~31日(金)の3日間 10:00~17:00
主催:一般社団法人日本能率協会
会場:インテックス大阪

1.やはり人は少ない

開催地の大阪も過去最高の感染者数が出ている状況なので、来場者は例年に比べて少なくなっていました。主催者発表は3日間で10,352名の参加者でした。※前年東京開催では4日間で45,199名でした。また、来場者と名刺交換をしましたが、ほぼ大阪の方で他府県からの来場者は少なかったです。やはり、不要不急の移動は控えられているのだと感じました。
出展者ブースも、以前は空きがないのが当たり前でしたが、今回は6~7割程度の埋まり具合です。会期直前に感染者が増えてきたため、出展企業のキャンセルも出たようです。

2.主催者側の感染防止対策

新型コロナウイルスの流行後、ほとんどの展示会は中止になっていましたが、「生産システム見える化展」は開催されました。開催にあたっては、大阪観光局「主催者向けガイドライン」に則り対策を実施されておりました。

今回は、その中の一部をご紹介します。

(1) 入場ゲートでの検温

本展示会は事前登録制で現地の受付はありませんでした。
更に会場への入場時には、カメラによる検温が必要です。
正確に測定できなかった場合は、体温計で再度検温することになりますが、
行列ができるようなことはありませんでした。

(2) 通路の広さ
密を避ける目的だと思いますが、出展ブース間の通路が通常よりも広くとられていました。
以前は3m程度だったのですが、今回は狭いところでも4mほどあり、かなりの余裕を感じました。

(3) 3密防止対策
感染防止対策の基本となっている3密防止策もこのように実施されていました。
商談スペースには飛沫防止シートが設置され、休憩スペースは対面にならないような配置になっています。

3.出展者側の感染防止対策

我々出展者側も、以下のような感染防止策をとって展示会に臨みました。
(1) フェイスシールド&マスク
接客担当者は喋らなければならないため、フェイスシールドとマスクを着用し、飛沫感染防止を徹底しました。
フェイスシールドには、製品紹介のシールを貼ってアピールしています。
しかし、やはり暑いので熱中症対策もあわせて行う必要があります。


(2) 徹底した消毒

人が触れた後や空いた時間には必ず消毒を行いました。
展示会は、お客様に見て触っていただくことが目的の一つですので、
少しでも安心して体験していただけるよう徹底して消毒を実施しました。

4.展示会の良さを再認識

このコロナ禍の中、予想通り来場者は例年より少なかったですが、
新たなお客様に弊社の商品をご紹介することができました。
特に新商品の「A-Eyeカメラ」は反響が大きく、多くの方にご質問をいただきました。

やはり、展示会は、実物を見てその効果を感じていただくことができる貴重な機会です。
我々もお客様の反応を目の前で感じることができます。
展示会はお客様と我々の双方にとって、良い出会いの機会であることを再認識しました。

5.新たな出会いを求めて今後も出展します

弊社でも人との接触回数を削減するため、Web会議システムや動画などのIT活用を進めています。
とはいえ、私は新たなお客様との出会いは、対面で話し信頼関係を築くことが重要だと考えています。
我々は今後も万全の感染防止対策をして、展示会にも出展をしていく予定です。
また、多くの皆様とお会いできることを楽しみにしています。