お客様プロフィール

商 号 株式会社 栗田製作所
所在地 京都府
電話番号
設 立 1960年3月
資本金 2000万円
事業内容 電気電子機器製造販売及び表面改質
この事例で 導入された製品
製品紹介ページへ
TECHS-S

蓄積した実績データの分析とその活用により、業務改善に成功

いくつもの壁を乗り越えた経験が大きな飛躍に
 株式会社栗田製作所は、大気圧プラズマ発生用電源、高電圧パルス電源装置、プラズマイオン注入・成膜装置の設計・製造及びダイヤモンドライクカーボン膜の研究・開発を行っている。日新電機株式会社の協力工場として京都市内で創業し、その後前橋工場を新設。さらに業務拡張のため、京都工場を現在の宇治田原工業団地(京都府綴喜郡宇治田原町)へ移転させた。その直後、中国への生産委託によるコストダウンの煽りを受けて同社も大打撃を被ったという。売上が半分以下になり、従業員数は減少したが、残った従業員のものづくりへの情熱はむしろ強くなった。
取締役事業部長 S氏によれば「今までの量産体制から、企業の研究室や大学の研究室との共同研究によるR&D機としてのパルス電源、その充電電源、プラズマイオンの注入装置の開発・製造といった需要に合わせた少量生産体制へ転換しました。その一貫として、産業技術総合研究所の協力を得て、特許取得を実現したことが大きな転機となりました。 従業員全員がものづくりへの情熱を持ち続け、研究開発を続けた結果、経営も順調に推移してきたのです。ところが、R&D機から生産機への移行という壁が立ちはだかりました。どうして売れなくなったのか全くわかりませんでした。」と当時を振り返る。
しかし、この壁が転機となり大きな飛躍に結びついたのだという。
将来を見据えて、次期システム導入を検討
 「TECHS」導入の経緯について、S氏は、「当時、我が社の監査役は、これからは信頼出来るシステムを導入しておかない限り、さらに成長をすることは難しいだろうと考えていました。そのため、将来を見据えた次期システムの導入を検討していました。」と語る。
また、電源システム統括部 情報システム技術課 課長 K氏は、「オフコンを更新して継続使用することも検討しました。しかし、当時使用していたオフコンからは必要なデータを抽出することが出来ませんでした。蓄積されたデータをもっと有効に利用出来るシステムを探す必要性を強く感じました。「TECHS」を選択したのはデータの抽出が簡単な点に魅力を感じたからです。」と語ってくれた。
データを分析して売れない原因を探る
 S氏は、「自社開発した製品が売れなくなった際、原因究明のために開発過程の見直しを徹底的に行うべきであると考えました。しかし、分析したくてもその基として使える詳細なデータが蓄積されていません。そこで、自社の製品が売れない苦しい時期にあえて「TECHS」の導入を決断しました。」とTECHS導入の経緯を語ってくれた。
そして、「TECHS」導入後、蓄積されたデータを一つ一つ丁寧に検証し始めたという。S氏は、「使用した材料が妥当か否か、工数は、採算がとれる範囲内のものであるか、外注の選定は適切か否かなど「TECHS」の蓄積データをフル活用しました。」と当時の様子をくわしく話してくれた。
また、「「TECHS」導入前までは、データを経営に活かすことが出来ていませんでした。材料費や工数を単に過去のデータとして捉えているだけでした。現在は、前年対比等過去のデータと比較するなど、推移分析することで事業として成り立つか否かの判断にも使っています。また、銀行から融資を受ける際も「TECHS」に蓄積されたデータが非常に役立ちました。」
また、K氏は、「「TECHS」標準の業務フローに合わせるという方針で導入を進めた結果、自社の業務の流れが非常に明確になりました。」とTECHS導入の効果を語ってくれた。
さらに、資材・運輸 係長 M氏は、「資材部門でも、導入前に比べて受入が簡単になり、業務の流れが非常にスムーズになりました。」と話してくれた。
ものづくりへの情熱とTECHS 導入で業績アップ
 過去の失敗を繰り返さないために"人員削減を行わず、リエンジニアリングによって業績回復を狙う" という方針を貫いた同社。その実現のために「TECHS」を導入して基礎データを蓄積し、その蓄積したデータの分析を行い、それをもとに社員で知恵を出し合った。その結果、業績が年々向上しているという。ものづくりへのこだわりを重視する同社の社風は、社員の業績向上への創意工夫と一体感を醸成し今後もさらなる進化を遂げていくであろう。

詳細情報