生産管理システムを入れただけなのに何故こんなにも変わるのか、みな驚いていました。 労働時間が効率的になると、発注担当者に心の余裕ができるので、他のことにも気を配れるようになり、いろいろな所が改善されていきました。

問い合わせ時間、調査時間
が減少し、営業効率アップ

 導入して改善された点はこの他にも「TECHS-Sを見れば、部品の入荷予定がすぐにわかりますので、設計や製造からの問合せにもすぐに回答できるようになりました。以前は注文書をめくって調べていましたから、調査時間が短縮されました。それに仕掛り金額の算出にかかる時間も短縮されましたね。以前は発注担当、工数管理担当からデータを集めていたので、算出までに数日間かかっていました。今は元となるデータがTECHS-Sの中で一元化されていますので、その3割程度の時間で算出できます。」と語る。  同社は導入当初、本社と工場が離れていた為、リモート管理ソフトを使って本社からもTECHS-Sの情報を見ることができるようにしている。「営業や経理の人間が在庫や仕掛り原価を確認したい場合でも、人に頼らず自分で端末を触ればデータを見ることができますの

ようになったことですね。以前は設計が作った部品リストを紙で発注担当者に渡していたのですが、e-mailで送るように変更しました。 発注担当者は送られてきたデータをそのままTECHS-S部品表に取り込めるので、転記作業が必要なくな りましたね。また発注はe-mailで注文書を送るメール発注機能を使っています。メール発注は人が動かなくてもよい所がいいですね。 以前は注文書をプリントアウト、FAX送信、ファイリング、相手先に電話までしていたので、その動きだけで時間がとられていました。 それが今はメールで送るだけで済みますので、なんの手間もいらなくなりました。非常に効率化につながりましたね。以前は4 人で発注していたものが、 2 人でできるようになりました。そして深夜残業、休日出勤が当たり前のこの部署が、休日出勤がなくなり、最盛期でも残業は1日2時間程度に減りました。 これは他の部署にも影響しましたね。


で、担当者への問合せ時間や調査時間がなくなりました。過去の実績もすぐに参照できますので、見積もりを作ってお客様に返答する時間がかなり短縮でき、営業効率がアップしました。」と工場から離れた本社でも「TECHS-S」を操作できる利点を語る。

システム導入でルール化
無駄な動きが無くなった

 山口氏は「システムを入れてルールが定まったことで、無駄な動きが無くなっていきましたね。生産の一連の流れの中で必ずTECHS-Sは関わってきます。今までは業務に合わせて人が動いていたのですが、今はTECHS-Sにならって人が動くようになりました。久留米工場でTECHS-Sが立ち上がり、今は京都工場でも立ち上がろうとしています。この両工場がうまく運用できるようになったら、次は営業にTECHS-Sオプションの販売管理を導入したいと思っています。久留米・京都・営業と3つの情報がリンクされれば、更に無駄な業務が軽減され、効率化が進むと思います。」と今後の展望を語る。
 基幹業務システムを導入する際、プロジェクトリーダーの存在は大きい。同社は山口氏が主体になり、TECHS-S運用指導が終了後、その場で会議を開き、運用のルールを決めていたそうだ。またテスト稼動中にあらゆるイレギュラー処理を想定して、予行演習も行っていたとの事である。このように、社員を率いる頼りになるリーダーがいるからこそ、同社は大きな効果が得られたのだろう。


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